過去のラジオ・テレビ放送を振り返りながら近現代史と放送技術の進歩を学べます!
- 3.5
- 旅行時期:2022/09(約3年前)
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by hiroさん(男性)
三田・田町・芝浦 クチコミ:16件
『NHK放送博物館』は、自然の丘陵として東京23区内で最高峰とされる標高が25.7メートルの「愛宕山」頂上部分となる港区愛宕2丁目に位置し、「日本放送協会(略称:NHK)」が運営する世界初となる放送に関する専門博物館として1956年(昭和31年)に建設された「NHK」の施設である4階建て建物内の一部を展示スペースとしてオープンしています。
ちなみに『NHK放送博物館』の敷地は、「NHK」の前身のひとつに数えられる「東京放送局(略称:JOAK)」が1925年(大正14年)に国内初となるラジオ本放送を開始してから1939年(昭和14年)までの14年間にわたりラジオ本放送の送信所としての役割を果たした”放送のふるさと”と称される場所であり、太平洋戦争終戦後の一時期において2階建ての「旧・JOAK局舎」が「連合国軍最高司令官総司令部(略称:GHQ)」に接収されていますが、1953年(昭和28年)に国内初のテレビ本放送開始にあわせて1950年(昭和25年)の放送法により発足した「NHK」に変換されています。
『NHK放送博物館』の展示スペースについては、国内におけるテレビ本放送開始50周年となる2003年(平成15年)を機に事務所スペースとして利用していた建物内部を新たに展示スペースに増設するリニューアル、さらに国内のラジオ本放送開始90周年の記念事業として2016年(平成28年)になると各フロア展示スペースをテーマごとにゾーニングを一新したリニューアルが実施されています。
そのほか『NHK放送博物館』および「愛宕神社」が鎮座する「愛宕山」頂上へのルートは、「愛宕神社」参道の急勾配の石段が有名ですが、「都道301号・白山祝田田町線」に面して自動車での通行可能な”愛宕神社車道”と記載された鳥居が設置されている「愛宕新坂」があり、さらに「愛宕新坂」の途中には「虎ノ門ヒルズ」2階部分に広がる緑化整備がされている開放的なオープンスペースおよび連絡デッキを利用して「愛宕新坂」に通じる歩行者専用の通路も整備されています。
また「愛宕山」を東西方向に貫通する「愛宕トンネル」西側に歩行者専用階段が設置されており、さらに「愛宕トンネル」東側にも歩行者専用階段とともにエレベーターもあわせて設置されているので、急坂や階段がきついと感じる方でも自動車またはエレベーターを利用して頂上まで上ることができます。
『NHK放送博物館』へのアクセスは、東京メトロ・日比谷線「神谷町駅」または「虎ノ門ヒルズ駅」が最寄り駅で徒歩7分程度となりますが、今回は「虎ノ門」を訪れる機会があり周辺エリアを平日の午後に散策して廻りながら初めて『NHK放送博物館』に立ち寄り、短時間でしたが館内を見学して廻りました。
館内に入ると1階受付脇には、幅広い年齢層から親しまれている好奇心旺盛で何でも知っている”5歳の女の子”と歌が上手でおしゃべりする”江戸川の黒い鳥”が並んでお出迎え(展示)してくれる中、エレベーターを利用して3階にあるヒストリーゾーンから3階・2階の展示スペースを見て廻り、ラジオ放送開始から現在ののテレビ放送までの近現代史を過去に放送されたNHK番組を振り返りながら放送技術の進歩とともに学ぶことができて楽しむことができました。
館内には展示スペースのほかに中2階部分に200インチの大型スクリーンによる8Kスーパーハイビジョンの魅力を体感できる”愛宕山8Kシアター”もありますが、今回はシアター内に入場することができなかったので、「愛宕山」周辺エリアを訪れる機会があれば、また『NHK放送博物館』を見学してみたいと思います。
『NHK放送博物館』の見学は、無料で気軽に立ち寄れるので過去のNHK放送番組などに興味のある方にお薦めできるスポットです。
- 施設の満足度
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3.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 4.0
- 東京メトロ日比谷線・神谷町駅または虎ノ門ヒルズ駅から徒歩7分程度です。
- コストパフォーマンス:
- 5.0
- 入館無料で気軽に見学できます。
- 人混みの少なさ:
- 4.5
- 平日の15時過ぎに入館いましたが、館内では数名の方とすれ違う程度ですた。
- 展示内容:
- 3.5
- 過去に放送されたNHK番組などを振り返りながら
- バリアフリー:
- 3.0
- ”愛宕山8Kシアター”のある中2階は、階段を利用します。
クチコミ投稿日:2022/11/05
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