田園地帯にポツンとお菓子屋さん

4.0
旅行時期：2022/10（約3年前）

by パプァさん（女性）

富良野クチコミ：72件

中富良野の道道沿いに一軒家の中で営業しているお店。インターホンを押し入ると玄関部分でレジと商品があり、応対してくれました。乳化剤、ショートニング剤を使っていない、生産性が悪くても道産の原材料にこだわり生地を手掛けしては焼いてを繰り返して作るバウムクーヘンを製造しているとのこと。ふるさと納税にも採用されています。購入時にもらった説明書きによると、店主のお父様が製菓器具製造業をされていてジャーマンベーカリーのウィルヘルムミュラーからバウムクーヘン用のオーブンを造るよう依頼があり、その後も菓子の有名メーカーから機械の受注があったそうです。店主さんがその後45年間お父様の会社で働かれバウムクーヘンの機械の営業、納品に従事されました。その後中富良野に移住し、夢であったバウムクーヘン製造をされているということだそうです。贈答用の箱入り品物多めセットのほか、基本セットはラム酒シナモンメープル紅茶オレンジの5個入り850円、りんご３個550円くるみ３個600円。奥様が応対してくれましたが、商品と品質に対しての自信を持っておられ、丁寧に対応してもらいました。道民には知名度が高い日高晤郎のラジオ番組からの手紙も飾られていて、日高さん本人が味に太鼓判を押したそうです。量産されている菓子と違い、贈答用とか贅沢用になることが多いかもしれませんが、バウムクーヘンの味を伝承している貴重なお店です。