大口大田の彼岸花群生地に近い
- 4.0
- 旅行時期:2022/09(約3年前)
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by toroppeさん(男性)
出水・伊佐 クチコミ:7件
2022.9.28大口大田の彼岸花が見頃だったので、その帰りに立ち寄りました。
268号線にある案内板から坂を少し登ると駐車場。神社の規模の割には広めです。
台風被害のせいか、経年劣化によるものかわかりませんが、石鳥居の中央部に亀裂が見られポールで支えられていました。神社名を掘った石も落下していて、鳥居をくぐって入ることはできず立入禁止のロープが張られていました。
鳥居前には腕を切り取られた仁王像が左右にあります。廃仏棄釈の痕跡と言われているようです。
社殿手前の狛犬(神社側から見て左の狛犬)は、「阿形」ですが口の中に玉が入ってました。触ると硬いのですが、石だと後からは入れられないはず。昔々、子供がいたずらでボールでも入れたのかな ?と思いました。
説明板を読むと、室町及び桃山形式の手法と琉球建築の情緒が国指定重要文化財の理由みたいです。
この神社が一躍有名になったのは、昭和29年の修復作業がきっかけで、柱貫の先端に打ち付けられた木片が見つかったからです。その裏には落書きがあり、それが焼酎の歴史を辿る貴重な資料となったのですね。これは大工の棟梁が書いたと想像されています。このことにより「焼酎神社」と呼ばれることもあるようです。
「この時の住職はまことにけちで、われわれ大工に一度も焼酎を飲ませてくれなかった。なんとも迷惑なことである」と書かれています。日本最古の記録として残る「焼酎」という文字であり、当時すでに伊佐では焼酎が庶民の飲み物としてあったことが示され話題になったのです。タイムカプセルが開けられたかのようで面白い逸話ですね。ちなみに伊佐市には有名な伊佐美・ 伊佐錦・伊佐大泉など名物の焼酎があります。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦(シニア)
- アクセス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 見ごたえ:
- 3.0
クチコミ投稿日:2022/09/29
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