未音崎湾望台

越喜来湾（おきらいわん）を眺めつつ、東日本大震災の犠牲者を悼む場所

4.0
旅行時期：2022/05（約2年前）

by SUR SHANGHAIさん（女性）

大船渡クチコミ：20件

未音崎湾望台（みねざき・わんぼうだい）は、三陸鉄道の三陸駅からだと岩手県道9号大船渡綾里三陸線を綾里（りょうり）方面へ徒歩10分ほどの高台にあって、越喜来湾（おきらいわん）や周辺の復興の様子を眺めつつ、東日本大震災の犠牲者を悼む場所になっています。
津波被災しても逞しく残った≪ど根性ポプラ≫や大ケヤキ＋震災後に新しく造られた防潮堤のほか、八幡神社境内にある三陸大王杉見学に訪れたらここへも行ってみるといいですよ。

未音崎湾望台にはお地蔵さまや慰霊碑も設置されていて、犠牲者に向けた言葉を書き入れた石が多数供えてあり、東日本大震災の津波の被害とそこから立ち直ろうとしてきた人々の気持ちが伝わってきます。
今は波穏やかな越喜来湾や遠い水平線、海岸線に弓型に造られた防潮堤も一望できるので、車で通りかかる方も立ち寄って行きましょう。
簡単な駐車スペースがあり、見学は無料です。
自販機やトイレなどは無いので、上記の駅から徒歩で行く人は駅で準備を整えてから行くのがよし。

高台の下に通じる階段があって、下には夫婦松があったという小さな≪しおさい公園≫もあり。
その松は津波被災して今はありませんが、未音崎湾望台にはその松についての説明も出ていました。
今では松の代わりに未音岩と名付けられた二つの巨岩が置かれています。
お時間がある方はそちらへもどうぞ。