雨曝しで錆び付いたSLに独特のオーラ
- 4.0
- 旅行時期:2021/09(約4年前)
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by 万歩計さん(男性)
若松 クチコミ:11件
筑豊炭田の石炭を若松港に運ぶ目的で九州で2番目の鉄道が直方~若松間に敷設されたのは明治24年。以後若松駅の貨物取扱量は長い間日本一を誇っていた。当時の操車場は東西3km、延べ35万m2と広大なものだったが、今は周囲に住宅等が建ちJR若松駅の南側が跡地広場として残っている。
この敷地後の一角にSL9600型(愛称:クンロク)が静態保存されている。大正6年製で昭和48年に引退するまで筑豊炭田の石炭を運び続け、走行距離は月まで3往復した勘定になるそうだ。引退後50年間、雨曝しのままで置かれており、見事に錆び付いた車体には何とも言えないオーラを感じる。数あるSL展示もここまで錆び付いたものは見たことがない。手を加えることなく錆びて朽ちるまでこのまま置いておくのも、一つの展示ポリシーかもしれない。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 3.5
- 見ごたえ:
- 4.0
クチコミ投稿日:2022/08/16
いいね!:3票
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