十津川を堰き止めた発電用ダム、地理上の都合で下流部で十津川を発電機用導水路が横断する珍しいダム
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- 旅行時期:2022/05(約4年前)
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by kasakayu6149さん(男性)
十津川温泉 クチコミ:8件
風屋ダムは1960年(昭和35年)竣工の重力式コンクリートダム
ダム天端は道路として開放されています、風屋ダムはダム左岸側の方が少し高くなっているので、天端は左岸から右岸に向けて少々下っています。天端に傾斜があるダムは比較的珍しいです。
「風屋ダム」によって形成されたダム湖は特に名前はありません。
風屋ダムは十津川(吉野川)の蛇行している狭窄部に造られました。この先で栗平川と滝川と合流し180度反転し十津川村中心部へ流れていきます。下流部にあるは国道168号線の橋上からはダムを正面から望むことが出来ます。
風屋ダムは発電用ダムで先程述べたように十津川(吉野川)がダム下流部で180度蛇行しているので発電所のある下流部とダム堤体の向きは全然違ってきます、なので発電用の取水口はダム堤体から結構離れた右岸側に設置されています。
取水口で取水した水は下流に在る十津川第一発電所に導水されますが、途中に蛇行する十津川が流れます。なので巨大な水路橋を築いて十津川第一発電所まで導水しています。
発電には高低差が必要であり、またダム建設は出来るだけ川幅の無い狭窄部が望ましい等々、様々な理由で現在の箇所に風屋ダムは造られたのでしょうが、結果として上流部に貯めた十津川の水が下流部で十津川を横断すると言った、比較的レアなケースとなっています。
尚、ダムカードは温泉地温泉「滝の湯」に併設している「十津川村観光協会」で頂くことが出来ます
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 4.0
- マイカー訪問での評価
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 平日訪問での評価
クチコミ投稿日:2022/07/24
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