かつては日本一の桜の名所に選ばれたこともある京都府八幡市の桜の名所!
- 4.0
- 旅行時期:2022/03(約4年前)
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by あまちゃんさん(男性)
八幡・城陽 クチコミ:27件
この背割提は、木津川と宇治川、桂川の合流点にあり、約1.4キロにわたり約250本のソメイヨシノが並び、満開となる4月上旬頃には名物の「桜のトンネル」を散策しようと毎年40万人以上が訪れるほどの桜の名所。
約10年ぶりに訪れた。
今日はピーカンの晴天。
まだ、満開ではなく平日の午前中の訪問だったせいか思ったよりも人出は少なかったので、ゆっくりと散策を楽しめたが、週末には満開になるだろうと思われる。
午前11時から背割提入り口で地元ボランティアによる現地案内があるという案内放送があったのでそれを聞きに行った。
以下、説明概要の箇条書き。
・ソメイヨシノの寿命は、一般に60~70年。
・この間までは三分咲きだったが、今日の温かさで5分咲きになった。
・ソメイヨシノは、江戸時代に、オオシマザクラとエドヒガンを交配して生まれた。
・背割提の入り口に咲いているピンク色の花の枝垂れ桜がエドヒガンザクラ。オオシマザクラは、背割提の先端1.4キロほどのところに咲いている白い花の桜。
・背割提の下流に向かって左手に流れているのが木津川、右手に流れているのが宇治川、背割提からは見づらいが宇治川のもう一つ向こうに流れているのが桂川。この背割提先端1.4キロ先のもう少し先でこの三川が合流して「淀川」となる。
・背割提というのは土木用語で、語源は、昔の人が着た背割羽織。その背割の形に似ていることから背割提と呼ばれることになった。
・普通、桜の花が終わると沢山の毛虫が付き、その駆除にすごく苦労されているところが多いが、ここは野鳥の住処になっているため、その野鳥のおかげであまり苦労なく管理されている。
・平成26年には、お花見の人気スポット全国第一位になった。
・ところが、平成30年9月に近畿地方を襲った台風21号により、14本が根こそぎ倒れ、15本が大きく折れてしまい、その他枝が折れるなどして、全体の約9割に被害が及び、元々250本あったのが現在は227本になった。
・背割提(堤防)ができた直後は、松が植えられていて「山城の橋立」と言われて広く知られていたが、昭和50年頃からの松枯れ病によりだんだん駄目になってしまい、昭和53年に堤の両側にソメイヨイノの苗250本が植えられた。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 3.5
- 景観:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 3.5
クチコミ投稿日:2022/03/30
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