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石炭全盛時代の雰囲気を残す複線の伊田線、短区間の糸田線、ローカル雰囲気満載の田川線

  • 4.0
  • 旅行時期:2021/12(約2年前)
おけいはんさん

by おけいはんさん(男性)

田川・嘉麻 クチコミ:3件

福岡県の直方市~田川市~行橋市を結ぶ第三セクターのローカル線。旧国鉄の特定地方交通線であった伊田線、糸田線(金田~田川後藤寺間、6.8㎞)、田川線(行橋~田川伊田間、17駅、26.3㎞)の3つの路線からなり、いずれも1989年10月にJR九州から移管されました。会社名は、開業年が新元号「平成」にちなんで名づけられており、地元では「へいちく」「へいちく線」と呼ばれています。戦前、日本最大の産炭地であった筑豊には、石炭輸送のための様々な路線が敷設されており、この3つの路線も複数の鉄道会社によって建設されたものです。
伊田線は、福岡市北部の直方と、炭坑節発祥の地としても知られる筑豊最大の炭都であった田川市の田川伊田間を15駅、16.1㎞のJR九州伊田線を引き継いだ路線。始発の直方駅はJRのホームの奥にあり、簡素な私鉄の駅という感じ。まず驚くのが複線であること。貨物列車が多数運行されていた頃の名残で1911年に複線化されたことから、特定地方交通線の中では唯一、第三セクター転換前に複線化されました。関東鉄道常総線を思い起こさせるような雰囲気で、非電化の1両列車がすれ違うのはほかの鉄道では味わえない体験。直方から約20分で、本社と車両基地があり、糸田線との乗換駅である金田駅に到着。複線の伊田線と単線の糸田線が並ぶ3線の区間は、幹線にも見えてしまう。最近は見られなくなった旧国鉄の雰囲気の風景を通ると、だんだん家が増えてきて郊外列車っぽくなる。JR日田彦山線が近づくと終点田川伊田駅に到着。炭鉱が盛んだった時代を残す駅のホームの広さは当時の面影を残します。列車の多くは田川線に直通。
糸田線は、田川郡福智町の金田からJR日田彦山線と後藤寺線との乗換駅田川後藤寺までの6駅、6.8㎞を結ぶ単線の路線。JR九州糸田線から引き継いだ路線で、わずか7㎞弱の路線ながら金宮鉄道として開通した金田~糸田間と、豊洲鉄道の支線として開業した糸田~田川後藤寺間に生い立ちが分かれる。この距離に6駅もあるので、走ってはすぐ駅という印象。比較的住宅の多い地域を走るせいか、ローカル線というよりは郊外戦のイメージかもしれない。
田川線は、JR田川彦山線・平成筑豊鉄道伊田線の田川伊田から福岡県東部、日豊本線の行橋を結ぶ17駅、26.3㎞の単線の路線。JR九州田川線を承継した路線で石炭を苅田港へ運搬するために敷設された。周防灘に注ぐ今川に沿って走っており、田園地帯も走るので、平筑線を紹介する映像に多く登場する。登録有形文化財に登録されている九州最古の鉄道トンネルである第二石坂トンネルや煉瓦と石で造られた三連アーチ橋である内田三連橋梁をはじめ、石炭全盛時代のイメージを一番残す路線でもある。重い石炭を運んだ貨物列車のため勾配も10%に抑えられているのも特徴。終点の行橋は日豊本線と同じく高架駅ですが、それ以外は一番国鉄時代の雰囲気を残す路線です。
伊田線は1時間に2本の運転で、このうち1本は田川線に直通し直方~行橋間、もう一本は糸田線に直通し直方~田川後藤寺間を結ぶ。糸田線は1時間に1~2本の運転で金田~田川後藤寺の折り返し列車と直方への直通列車がある。田川線は昼間時は1時間に1本、朝夕ラッシュ時は1時間に2本の運行。大半の列車が直方に直通する。
車両は平成筑豊鉄道設立時から使用していた車両は2007年~2010年にかけて置き換えられ、現在は新潟トランシス製の400形と内外装をレトロ調にした500形が在籍。第三セクターでの採用事例の多い車体で、400形の車内は当初ボックスシートだったが、ロングシートに改造されたので、車窓が見えにくくなったのは残念。
沿線の温泉施設の無料入湯券付の1日フリー乗車券「ちくまるキップ」がお得。1000円で600円の入湯券が含まれており、地元の方の利用も多いようでした。

施設の満足度

4.0

コストパフォーマンス:
4.0
人混みの少なさ:
4.0
乗り場へのアクセス:
4.0
車窓:
4.5

クチコミ投稿日:2022/02/19

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