必見の小さな童子像/箸折峠・牛馬童子像
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- 旅行時期:2022/01(約4年前)
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by ウェンディさん(女性)
紀伊田辺 クチコミ:4件
川湯温泉に宿泊し、熊野古道の中辺路(箸折峠から継桜王子)を歩いてきました。
そのルートの途中にあるのが牛馬童子像で、牛馬童子バス停そばの道の駅;熊野古道中辺路に車をおいて歩いても往復1時間弱で見に行くことができます。
ただし、道は山道ですので、靴はトレッキングシューズがお勧めです。
牛馬童子像は平安時代に熊野を詣でる花山上皇の旅姿を模した像であるといわれています。
上皇・・・というと“おじいちゃん”の様なイメージがありますが、この牛馬童子像は、童子の名が示すように乗っている人物はまだ子供の雰囲気を残した童の顔。
昔の宮廷画家のように人物は美化(捏造)し彫像されたのかと思いきや、花山上皇は、上皇の即位が19歳の若さだったというので、納得。
花山上皇は天皇の即位期間がたったの2年間しかなく、17歳で天皇に即位したのに19歳になった時には藤原氏の陰謀により天皇位から引きずり下ろされ、上皇へとその呼び名は変りました。
また、花山上皇が乗る動物2頭が牛と馬という異なる動物で、なんだかチグハグに感じられますが、花山上皇の時代に流行った神仏習合した世界観で見れば、牛頭と馬頭の動物は阿弥陀如来の従者を示す観音菩薩と勢至菩薩だとのことで、この2匹の動物にもきちんと意味があるようです。
☆このルートのコースマップなどの情報は和歌山県公式観光サイト↓がおすすめ
https://www.wakayama-kanko.or.jp/plan-your-trip/model-courses/kumano-and-koyasan/plan01/
- 施設の満足度
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4.5
クチコミ投稿日:2022/01/10
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