飛んできた天岩戸が、山になった!
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- 旅行時期:2021/11(約3年前)
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by ウェンディさん(女性)
戸隠・鬼無里 クチコミ:10件
長野県の鬼無里にある戸隠神社は戸隠山をご神体とする社で、杉並木の参道が有名です。
ご神体である戸隠山ですが、その名が示すとおり、大昔のまだ八百万の神の世界だった頃には、戸隠=扉であったといわれています。
どこの扉かというと、天照大神がスサノヲの乱暴にあきれ果てて閉じこもった天岩戸の扉。
その岩戸が空を飛ばされて落ちたのが、今の戸隠だと言われています。
宮崎県の高千穂には、当時の天岩戸があった場所に天岩戸神社がありますが、あそこに現在の戸隠山があったとすると、かなりその本体の岩屋は大きかったのでしょう。
もしくは天岩戸が九州から長野まで飛ばされている間に何百倍かのサイズに膨張した可能性もありますし、鬼無里に着地してから地殻変動(隆起)などにより天岩戸の土台部分が押し上げられ、下駄を履いた状態になっている可能性もあります。
昔の神話を現代のスケールに当てはめるのはナンセンスですが、昔話には何らかの裏付けがあり、理由がなければ語り継がれはしないはずです。
高天原にあった天岩戸の扉のサイズは、現在の戸隠山のサイズであったのか。
戸隠山を眺めながら温泉につかり、謎解きをするのも面白いかもしれません。
- 施設の満足度
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4.0
クチコミ投稿日:2021/11/19
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