泉北ニュータウンへのアクセス列車
- 4.0
- 旅行時期:2021/08(約4年前)
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by おけいはんさん(男性)
堺 クチコミ:4件
大阪府堺市北区の南海高野線中百舌鳥駅から和泉市の和泉中央駅までの6駅、14.3kmを結ぶ、鉄道線。泉北丘陵に開発された泉北ニュータウンへのアクセスとして1971年に開通した路線で、一見、南海の支線のように見えますが、2014年6月までは大阪府などが出資する第三セクターの大阪府都市開発という会社の鉄道事業でした。2014年7月、南海電気鉄道の子会社として新たにスタートしています。
路線は、南海高野線との乗換駅である中百舌鳥を出ると泉北高速線唯一の踏切を渡り、地下区間となりますが、そう長くはなくすぐに高架線に。高架駅の深井から先、高架線ではなくなりますが、この先、光明池までは鉄道を中央にして左右に府道34号線(通称泉北1号線)が並行します。阪和自動車道を潜り、陶器川を渡ると一時的に上下線が離れますが、ここは新駅構想があったとのこと。丘陵部に入り、田園大橋を潜ると堺市南区に入り泉北ニュータウン、そして、泉ヶ丘駅。1971年4月の開通時はここまで。ここからは終点まで直線区間となり、石津川を渡り丘陵部にさしかかると栂・美木多(とが・みきた)駅。駅は道路の中央にあります。和田川を渡ると光明池駅。1977年8月の延伸以来、1995年3月まではこちらが終点駅であったためか、駅周辺には商業施設が多くあります。ここで府道34号線との並走も終わり。駅を出るとすぐに車庫があり、泉北ライナーの車両が休んでいるところも。高層マンションと住宅地、緑が増えてくると終点和泉中央。ここは和泉市に。駅前のバスターミナルは、2021年8月に改装されて利用しやすくなりました。
ダイヤは、南海高野線に乗り入れる難波~和泉中央を結ぶ列車がメインで、平日は上り12本、下り11本、休日は12往復運転されている特急「泉北ライナー」をはじめ、区間急行、準急、各駅停車が運行。各駅停車は中百舌鳥~和泉中央間の運行。中百舌鳥での南海高野線との接続はあまり良くない。準急は泉北高速線内は各駅停車。区間急行は、地下鉄御堂筋線中百舌鳥開業の対抗で運行を開始した種別で、南海高野線堺東駅を出ると泉北高速線深井駅まで止まらず、中百舌鳥は通過する瞬足急行。
車両は過去、南海電鉄に業務を委託していた関係から南海の車両をベースとした車両が主力でしたが、現在はオリジナル設計の車両が主力。泉北ライナー専用車である12000系は南海12000系と同一設計。南海高野線とは相互乗り入れなので、南海の車両も多数走ります。開業時から使われてきた100系は2000年までに引退しましたが、1975年に導入された3000系は現役。関西の鉄道会社は車両を大事に使いますね。
- 施設の満足度
-
4.0
- コストパフォーマンス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 3.5
- 乗り場へのアクセス:
- 5.0
- 車窓:
- 4.0
- 直線区間はなかなか
クチコミ投稿日:2021/10/08
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