有料にしてまで見せる必要があるか?
- 3.0
- 旅行時期:2021/09(約4年前)
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by 琉球熱さん(男性)
田島・南会津 クチコミ:10件
中門造と呼ばれる曲家とは、文字通りL字に曲がった住居で、手前は牛や馬が、奥は人間がそれぞれ暮らしていました。
集落の始まりは16世紀の終盤と言われ、「会津武士が拓いた集落」と言い伝えられています。
明治40年に大火によって集落がほぼ全戸消失するという災難に遭い、その後の再建で統一的な景観が生まれ、平成23年には国の「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されました。
さて実際の集落ですが、現在も実生活の場であり、それぞれの家屋には人が暮らしています。従って集落内の雰囲気を味わう、家屋外観を眺めるだけになります。
それでも。集落内は驚くほどの水量の用水路があり、庭先に設けられた池には山女魚が泳いでいたり、水車小屋があったり(これは完全に観光用)と、自然に逆らわない生活様式がうかがえ、郷愁を感じます。
家屋の一部が「今」風に改築されていたり、窓がサッシだったり、牛馬でなくクルマが置かれていたり・・・
日々の生活がある以上、よそ者の郷愁になど付き合っていられるはずもありません。
これはこれで仕方ないこと、当然のことです。
ならばこそ、入口に設置された資料館はもっと知恵を絞り、積極的に動くべきです。展示方法は素っ気なく、配置されている職員もあまりにチープで、意欲も知識も感じられないのは非常に残念です。
- 施設の満足度
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3.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 3.0
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 見ごたえ:
- 3.5
クチコミ投稿日:2021/10/03
いいね!:2票
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