曽木の滝を利用した発電所、新旧あわせて3つあるのでした。
- 5.0
- 旅行時期:2021/04(約3年前)
-
by きゅういとせろりさん(非公開)
出水・伊佐 クチコミ:4件
曽木の滝に行ってはじめて、ここの水力発電所があったこと、今もあることを知りました。
(1)明治40年。曽木第一発電所。小規模な発電所。2年で台風で損壊廃止。
(2)明治42年。曽木第二発電所。大規模な発電所。昭和40年にダム建設により水没で廃止。
(3)平成25年。新曽木発電所。ミニ発電所。現行発電中。
普通、曽木発電所遺構、というと、(2)の発電所のレンガ造りの建物のことをいうようです。
滝からは2km近く離れています。徒歩で行くと、数百m手前で通行止めになって建物は見えません。なので、滝観光のあとに車で移動した方がいいでしょう。車と同じルートで行くと歩いて30分。
現在は川の対岸から遠望する形になります。展望台駐車場からでもかろうじて見えますが、やはり5〜7分歩いて展望台まで行きましょう。男坂と女坂がありますが、普通の人なら男坂の方で十分。
ただ、普段はダム湖に沈んでいて、夏の洪水調節のために水位を下げているときしか見えません。見えるのはだいたい5〜9月です。発電所廃止後、崩れたり土が流れ込んだりしていたのを15年くらい前に歴史遺産として補修したので「きれいな廃墟」です。でも残念なことに、2021年7月の大雨でほとんど崩壊してしまいました。
なお、展望所駐車場からはかろうじて曽木の滝も見ることができます。
上記(2)の発電所遺構以外の遺構ですが、
(1)の導水管は現存して遊歩道になっていて歩けます。
(1)の発電所の建物はまったくなし。跡地は草地です。
(2)の導水管は(1)の導水管を利用したものと新設したものの併用。(1)利用の導水管跡は上記のように遊歩道、新設した方は観光きのこ園に利用されていたものの、廃業。入れなくなってます。
(3)の一部は昔の取水口などを一部利用しています。
- 施設の満足度
-
5.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦
- アクセス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 見ごたえ:
- 5.0
クチコミ投稿日:2021/08/22
いいね!:0票