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月刊太陽で紹介されてから二十数年後にようやく行くことが出来ました。

  • 4.5
  • 旅行時期:2021/07(約4年前)
kojikojiさん

by kojikojiさん(男性)

深谷・寄居 クチコミ:1件

コロナブックスの「小さくて贅沢な宿」という本が1997年に出版されたのですが、その本で見た料理旅館にはいくつも訪ねています。自宅から一番近い場所にありながら、思い立って電話しても予約できたことがありませんでした。今回自分の還暦という事もあり、妻が電話したところ「つい先ほど予約がキャンセルになって日にちと時間を合わせていただければ予約できます。」とのことで7月の平日に東上線に乗っていきました。より今では思ったより時間がかかり、都内からでも2時間ほどかかりました。さらに寄居の駅前から歩いて20分くらい離れた荒川沿いにあります。佐々紅華は浅草オペラで有名ですが、建築やデザインにも造詣が深く、自分の趣味で造った正に数寄屋建築です。埼玉県はまん防でしたが、ここは4部屋しかなく、隣の部屋まで10メートル以上離れているのでソーシャルディスタンスは完璧です。他のお客さんの姿も見ることは出来ません。料理は鮎尽くしのコースですが、天然鮎の6,500円のコースでお願いしました。最初に鮎の煮びたしが出てきますが、これは甘露煮のような甘ったるさの無い美味しさです。9時間煮込むとのことでした。うるかも出たので地元の日本酒を冷酒でいただきます。目の前には屋敷の庭とその先に借景になった荒川の崖と鉢形城址の森が見渡せます。頃合いを見計らって出てくる料理のどれもが美味しく、日本の夏を満喫できます。洗いから炭を起こした炉に刺さった焼きアユの趣向もよく、最後のアユご飯は鉄鍋のまま出てきます。これはおかみさんが目の前で仕上げてくれますが、このアユご飯を食べるだけでも価値があります。1日係でしたが最高の還暦祝いになりました。

施設の満足度

4.5

利用した際の同行者:
カップル・夫婦(シニア)
一人当たり予算:
10,000円未満
利用形態:
ランチ
アクセス:
3.5
コストパフォーマンス:
5.0
サービス:
5.0
雰囲気:
5.0
料理・味:
5.0
バリアフリー:
3.5
観光客向け度:
3.5

クチコミ投稿日:2021/08/17

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