大正生まれのSLが保存されている

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旅行時期：2021/04（約5年前）

by fmi(ふみ)さん（男性）

佐倉・四街道クチコミ：121件

　「鬼滅の刃」の劇場版、無限列車に登場したSLのモデルは、大正生まれの8620型蒸気機関車、通称ハチロクである。
　そのハチロクが、JR佐倉駅の近くに保存されている。
　場所は、佐倉駅北口徒歩10分くらい、高崎川南公園という川沿いの小さな公園。その奥に、屋根つきの金網囲いにおおわれ、定期的に保存協会によって手入れされ、大切に保存されている。
　大正11年に製造され、昭和44年の引退まで長らく、JR佐倉駅に隣接した佐倉機関区に配置され、房総の列車をけん引していた由緒ある機関車だ。引退後の昭和48年に地元有志の働きで国鉄から譲渡されここに保存したのである。
　佐倉駅は、運転の要衝であり、機関車が常駐する中規模の機関区と貨物設備が平成初期まで存在していたが今は無くなってしまった。
　往時の佐倉駅の賑わいをしのぶ文化財であり、アニメでも注目されたため、地元では、この公園から、JRの駅前に移転して公開保存しようという意見や動きも出始めており、新聞でも報じられ、議会などでも取り上げられた。