アーチ式ダムとしては日本最大の貯水量を誇ります

5.0
旅行時期：2021/03（約5年前）

by kasakayu6149さん（男性）

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池原ダムは1964年（昭和39年）竣工の非越流型アーチ式コンクリートダムです。

洪水吐ゲートや取水口はダム堤体には無く少し上流部にありました。川が非常に蛇行している所にダム堤体を築いたため池原湖も曲がりくねっています。曲がりくねった下流部が丁度隣接したのでゲート等は池原湖を挟んでダムの反対側に造られました。

堤体長459.96mはアーチ式ダムとしては日本最大の堤高を誇る黒部ダムの堤頂長492mに次ぐ長さになります。
堤高は黒部ダムの186mに対して111mしかありませんが、北山川と東ノ川の合流地点と言う恵まれた環境を生かしたため、両河川の上流部を貯水池に出来たため、堤高は黒部ダムの6割程度の高さですが総貯水容量は黒部ダムの1.7倍とアーチ式ダムとしては日本最大を誇ります。「池原ダム」によって形成されたダム湖は「池原湖」と言います。

ダム堤体は酷道として名高い国道国道425線となっており、上流にある坂本ダムを経て三重県尾鷲市に通じているのですが、池原湖岸で土砂崩れが発生し長い事通行止めとなっています。
尚、ダムカードはダム直下に造られた。キャンプ場・グランド・宿泊施設・日帰り温泉などがある「きなりの郷」内の「きなりの湯」で頂くことが出来ます