自然主義文学の代表作家となった田山花袋の生涯と業績
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- 旅行時期:2020/09(約5年前)
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by たびたびさん(男性)
館林 クチコミ:34件
田山花袋記念文学館は、「蒲団」「田舎教師」によって自然主義文学の代表作家となった田山花袋の生涯と業績を紹介した施設。明治の近代化によって、海外の文学が翻訳され、それに触れた中で日本の文学の目覚めが訪れたのですが、その流れは、写実主義、ロマン主義から自然主義。そして、反自然主義としての漱石・鴎外があり、耽美派、白樺派、新現実主義へも。
文学史としては自然主義の位置づけは重要ともいえるのでしょうが、結局は、矮小な私小説につながっただけという印象もあって、私はあまり好きではない。前段階のロマン派の樋口一葉や泉鏡花の美しい文体の方が本来の日本文化の美しさを示しているように思います。
ただ、展示を見れば、花袋はそれなりに苦労しながら文筆活動を行っていたことも想像できる。少し、そこは救われたような気持になりました。
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3.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
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- コストパフォーマンス:
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- 人混みの少なさ:
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- 展示内容:
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- バリアフリー:
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クチコミ投稿日:2021/04/05
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