地域密着型の市民のスーパー　～　通町　せきや

3.0
旅行時期：2020/11（約5年前）

秋田市クチコミ：26件

場所は市内の大工町は藩政時代から続く古い町、その通町沿いの角に在るので意外と判り易く、ＪＲ秋田駅からだと１ｋｍで徒歩１５分ぐらいでしょうか？。

大正元年創業の鮮魚店から始めた地域密着型のスーパーで、ここの本店のみという今では珍しい経営スタイルで、しかも一貫して対面販売を取り入れているのは創業当時の商いに対する姿勢が伺えるようで好きですね！。
”秋田の味を売る店　秋田の味を贈る店”と外観にキャッチコピーが描かれているのは自信が程が感じられます。

特徴は何と言って”鮮魚売り場”の力の入れようです～、そのカウンターの長さに魚丸ごと売りから魚を下して捌き売り、パックにして刺し身売りまで客のニーズに合わせて販売をする、まさに昔ながらの鮮魚店方式が好いです。
しかも、どの魚も鮮度が良くて価格も安いのは当たり前～、旅行客にとっては刺し身のパックは酒の肴にピッタリで量と言い価格と言い申し分ないものです。

また、”総菜コーナー”も客が列を成すほどの人気で、オープンキッチン・スタイルから調理した大鍋の煮物から和え物、バット一杯に盛られた天婦羅やフライの揚げ物、保温された鍋から香ばしい牛筋煮込みなど、弁当よりはおかずの総菜が主流なのはご近所の台所ですという発想が素晴らしいです。

今回、つい油の香りに負けてフライを３つほど買っていただきましたが、価格の割には味も美味しいとまではいきませんでした？…、残念ですがこれなら煮物や和え物がよかったと反省をしてます。

あと気に成ったのは”漬物コーナー”も対面販売をしながら量り売りが出来るところ～、漬物はその地方の郷土色がよくあらわれると言われますが、いぶりがっこを始めしその実漬けやぶどう漬けなど秋田ならではの珍しいものまで品揃えされてました。

店内をぐるっと回ってみて思ったのは、上記に特化した食材や商品の取り扱いが主で加工食品などは最低限程度しか置いてないこと。
これだけ割り切ったスーパーがあってもいいなぁ！～、そう思わせるせきやでした。