朱鷺と藍の時間

4.5
旅行時期：2020/12（約5年前）

函館クチコミ：219件

夜景スポットとして有名で、夜景観光は外せないですが、明るい時間の景色も見て見たくて、両方を効率的に眺められる夕暮れの時間に行きました。
しかし、明るい景色の方は、日没ギリギリの時間では市街地が函館山の影で陰ってしまうので、ロープウェイの待ち時間なども考慮し、日没1時間前ほど余裕をもって早めに訪れた方がよいと思います。
ただ、山頂展望台の建物では、レストラン内を除いて座って休める場所が極めて限られる（ショップ横に並ぶ椅子や1Fエレベーター横の休憩椅子程度）ため、特に冬、屋外が寒くて建物内で過ごさなくてはならない時などは、過ごし方を工夫しなくてはなりません。
また、日が暮れてしばらくすると、休日だったこともあり、建物の中の観光客の数も次第に増えてきたので、ますます居場所が限られてきます。

アクセスは、ロープウェイの山麓駅の隣に駐車場がありますが、公共交通機関では、函館駅前からの登山バスが本数があってよいですが、ロープウェイの車窓の景色を味わってみたい場合は、本数が少なくなりますが、山麓駅まで路線バスの元町・ベイエリア号を使って行き、そこからロープウェイで行くなどの方法があります。
車道とは別に登山道もあり、時間と体力に余裕があれば行ってもよいのですが、冬で寒くて歩きにくかったこともあり、やめました。
しかし、ちょうど金森赤レンガ倉庫の辺りにいたので、せめてそこからは坂を登って、途中、元町教会群界隈の雰囲気なども味わいながらロープウェイ山麓駅まで歩くことにしました。

ロープウェイでは、きっぷ売り場はさほど混んではいませんでしたが、ロープウェイ15分の時間間隔で運行していたので、ロープウェイ乗車の所要時間と合わせると意外と時間をくう感じがしました。
なお、時間ばかり気にしていると、景色を楽しむ余裕が失われるので、このことからも早めに到着するスケジュールを組んだ方がよいと思いました。
果たして、山頂での日没に間に合い、残照の朱鷺色の時間と日が暮れてしばらくしてからの藍色の時間を静かに眺めて過ごしました。