先月につづいて、再訪問
- 5.0
- 旅行時期:2020/12(約3年前)
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by tadさん(男性)
銀座・有楽町・日比谷 クチコミ:13件
先月末、初訪問しすばらしい時間を過ごしたので、12月22日のランチの予約を申し込んで、再訪した。帝国ホテル東京に連泊している間に、このレストランが利用できると、病気治療継続中の今、部屋から直接行けるので有難い。
今回は、入店すると、先月お世話いただいた方々が、私達を覚えていてくださって、スムーズにやりとりできた。メニューの選択も、先月と重ならないように、メニューにないものをご提案くださって、珍しい逸品が体験できた。
「レ・セゾン」に来て15年になるシェフのティエリー・ヴォワザン氏が途中で、挨拶に来られた。NHKBSのドキュメントでもお馴染みの名シェフだ。日本食の材料研究にも余念がなく、この日の魚料理は、前菜ともども、完璧!和風料理の材料の風味や噛み心地などを活かした天才的発想。昆布や海藻が登場し、その時出されるパンには四万十川の川苔の味と香りが活かされている。昆布の上に載った鮟鱇や鮟肝が登場し、驚かされた。
もっとも、もっと驚くべきはフランスの地方の名物料理が前菜のスープとして登場したが、これはブルゴーニュの赤ワインを大量に使い、カシスやマッシュルームが入った濃厚ソースに、半熟卵をといて食べるもの。これは後で息子に聞くと、有名な伝統料理だそうだ。
肉のメインは、前回は、フランスの郷土料理である豚足の凝りに凝った料理だったが、今回は、別のものにして、和牛いちぼ肉のポワレ。これまた絶品。香りが迸る!
ボルドーのカスティヨンにあるClos Lunelles 2012. カスティヨンなんて、1980年、90年ごろまでなら、私は馬鹿にしていたものだが、サンテミリオンの東にあり、努力を重ねて近年大いに地位と品質を向上させたものなのだ。これと和牛いちぼ肉の相性は抜群だった。ボルドー地域のメルロー種中心のワインは、数十年前なら、早飲み用のどちらかと言えば、普及品が多かったが、これは、サンテミリオンの上級品に劣らないと思った。
ミシェラン搭載店の常連だから、当然といえば当然。一つ一つに驚きと感動がある。料理もワインも、応対も文句のつけようがない。単独のレストランと違い、ここは、帝国ホテル東京の中心として存在していることが、ここの特徴だと思う。応対する方の国際体験なども、素晴らしい。テーブルの配置もゆとりがあり、これならCovid-19の恐怖感は和らぐ。
なお、料理の写真は家内の撮影
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人当たり予算:
- 10,000円以上
- 利用形態:
- ランチ
- サービス:
- 5.0
- 雰囲気:
- 5.0
- 料理・味:
- 5.0
クチコミ投稿日:2020/12/28
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