倉と聞くと、白塗りの壁を持つ昔の貯蔵施設を連想しますが…、
- 4.0
- 旅行時期:2020/11(約5年前)
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by SUR SHANGHAIさん(女性)
野田・普代・田野畑 クチコミ:29件
大唐の倉は野田村の見どころの一つ。
蔵と聞くと、白塗りの壁を持つ昔の倉庫かなと思ってしまいますが、野田村のあたりでは≪くら≫と言えば断崖絶壁を表す言葉。
大唐は中国の王朝を指していて、かつて宋の高僧・珊光国師と平清盛の嫡男重盛公の息子二人を乗せた船がここに漂着したという伝説から大唐の蔵と名付けられたようです。
大唐の倉は三陸ジオパークの野田層群が野田漁港に突き出している高さ50mの崖で、火山灰と礫岩の層がくっきりとした縞模様を作っているのが見事!
見る距離や角度によっては、そのスケールが目の前に迫って来て見ごたえがあります。
この縞模様は、お天気さえよければ三陸鉄道沿線の堀内や野田玉川あたりからも見えて、漁船にとっては「あそこが陸中野田だ!」と分かるいい目印になっているのだと思います。
三陸鉄道の陸中野田駅から徒歩だと20分ほどの距離。
東日本大震災後の新しい防潮堤や水門などを作っている様子も見ながら行ってみましょう。
●注: 上記の駅からの道筋には食事場所はありません。
野田漁港にはトイレがあるだけでした。ご注意を。
●注: 大唐の倉の崖が直接海に落ち込んでいる浜辺もあって、一見すると崖を回り込んで行けそうなんですが、巨大な落石があったり、波が崖下にまで寄せて来るので止めておきました。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 3.0
- 三陸鉄道の陸中野田駅から徒歩だと20分ほど。
- 景観:
- 4.0
- 火山灰と礫岩の層がくっきりとした縞模様を作っているのが見事。
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 私が行った時には、漁業関連の土地の人たちだけでした。
クチコミ投稿日:2020/12/12
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