明治三陸地震の津波で、海抜25m地点まで押し上げられた巨大な岩
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- 旅行時期:2020/10(約5年前)
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by SUR SHANGHAIさん(女性)
野田・普代・田野畑 クチコミ:29件
羅賀(らが)の津波石というのは、1896年の明治三陸地震の津波で打ち上げられたという二つの巨大な岩。
その岩の重さはどちらも20トンほどで、打ち上げられた場所は、海岸線から360mも離れた山間の海抜約25m地点。
その岩の脇に立って海を見下ろすと、その距離と高さにも驚きますが、そんな重い岩をそこまで押し上げた津波の威力に愕然とします。
2011年の東日本大震災の津波もその岩を越えて押し寄せて来たそうで、説明パネルに周辺の被害画像も出ていました。
●注: 二つある巨岩の内、実際に津波によって押し上げられたのは平たい形の岩で、もう一つの岩は、津波石ではない可能性があるそうです。
場所は、三陸鉄道の田野畑駅(たのはた・えき)から岩手県道44号線を下ってホテル羅賀荘へ向かう途中の小さな羅賀ふれあい公園内にあります。
津波石周りに説明パネルが出ているほか、同じ公園内には上記の明治三陸地震や1933年の昭和三陸地震の津波記念碑、東日本大震災の大津波伝承の碑や鎮魂の碑も立てられていました。
今後の防災意識を高めるために、碑文も読んでいきましょう。
私は田野畑駅から徒歩で周辺を回ってみた時に寄ってみました。
ホテル羅賀荘からは徒歩10分かからない距離なので、お泊りの方はぜひ見に行ってみるといいですよ。
蛇足ですが、ホテル羅賀荘からは、別の震災遺構の明戸海岸防潮堤へも、岩手県道44号線沿いに徒歩20分ほどで行ける距離。
歩くのが好きな方は、途中にあるひらなめ海岸を見下ろしながら行ってみるといいと思います。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 4.0
- 三陸鉄道の田野畑駅からも、ホテル羅賀荘からも徒歩10分足らず。
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 私が行った時には、ほかの見学者はいませんでした。
- 見ごたえ:
- 4.0
- 津波石の脇に立って海岸線を見下ろすと、その距離や高さに愕然とします。
クチコミ投稿日:2020/11/10
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