どの料理もみな上品かつ調和のとれた味わいで大満足！

4.0
旅行時期：2020/10（約5年前）

千葉市クチコミ：12件

以前から一度訪れたいと願ってはいたのですが、なかなか予約が取れなかったのです。今回も土曜はやはり満席でしたが、日曜日のランチタイムはうまく予約できました。３名で入店しましたが、３名×２列席を使用して互い違いにセッティングしてあるので向き合うことがないという配慮がある上に、席に置かれているナプキンはそれぞれ緑・白・赤とイタリア国旗の色というおもてなし感！
Ａコースをチョイスしたのですが、最初の「本日の前菜４種盛」から、バランスの良さと一手間を感じる逸品に期待が高まりました。冷製バーニャカウダのソースも他店のように塩っぱさが強くなく、野菜の味を感じるのにベストな味付けでした。「モレッティゼロ」というイタリア産ノンアルコールビールもクセがなく、実によく合いました。
「今週のパスタ料理」は、ポルチーニ茸のミートソース手打ちパスタタリアテッレ、ホタテとアスパラのクリームソース、長ネギと鶏レバーのチーズリゾットの３種をチョイス。「シェアしたいので小皿を…」と言っておいたところ、３人の皿にそれぞれ等分に美しく盛り付けた状態でサービスされ、感激しました。どれも素材１つ１つの味が主張しすぎていることがなく、整った絶妙のハーモニーを奏でており、実にいい仕事をしている印象です。小山シェフの力量に感嘆した３品でした。
「本日の鮮魚料理」としては鱸のソテーが供され、「今週の肉料理」からは千葉県産豚肩ロースのグリル粒マスタード添えをチョイスしました。鱸の皮目の香ばしさとマッチする上品な味付けと、豚肉の味わいが口の中に広がる楽しさを堪能しました。
「本日のデザート３種盛」も、ヨーグルトのシャーベット、パンナコッタ、そしてチョコブラウニーと、味わいの異なる３種でしたがみな美味しく満足しました。食後の飲み物付きです。
奇を衒うことなく、素材の個性を見事に融合させる、そんな素晴らしいトラットリアでした。