児童や地域住民90人の命を東日本大震災の津波から守った小学校
- 5.0
- 旅行時期:2020/09(約5年前)
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by SUR SHANGHAIさん(女性)
角田・丸森 クチコミ:10件
2020年9月26日から一般公開が始まった山元町震災遺構の中浜小学校。
ここには、児童や地域住民90人の命を東日本大震災の津波から守った校舎が残されています。
今では学校としての機能は失われていますが、震災の記憶風化防止と防災意識の向上のための防災教育や震災伝承の場として甦っています。
津波によって破壊された校舎の内外を巡って津波の威力を体感したり、ガイドさんからのお話や映像で当時の恐怖や焦燥を感じ取れたほか、展示物からは中浜小学校のかつての様子、震災当日から現在への復興の経過も窺い知ることができました。
震災以前は松林が続いていた平らな海岸線から400mしか離れていないこの校舎が破壊されながらも助かったのは、建設前の地面のかさ上げがあったからということで、その備えも校舎屋上の屋根裏に逃げ込んだ人々を救った要因だったと学べました。
震災遺構 中浜小学校の入場料、休館日、イベント情報、団体予約による見学などについては、次の山元町のHP内、≪震災遺構中浜小学校の一般公開について≫で見てみるといいと思います。
https://town.yamamoto.miyagi.jp/soshiki/20/8051.html
●注: JR坂元駅到着後、車用の誘導標識に従って歩いて行ったところ、小一時間かかりました。
間道を行けば、徒歩でも20分ほどとのことです。地図でご確認ください。
●注: 写真撮影は基本的に可。ただし、上映される映像の内容と、子どもたちが津波襲来後の厳寒の中で一夜を過ごした屋上の屋根裏部屋内は不可。
●注: 上記の屋上見学も出来ますが、一度に上がれる人数制限があり、待つこともありえます。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 3.0
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 私が行った時には、公開開始直後だったこともあり、思っていたより多くの人が来ていました。
- 見ごたえ:
- 5.0
- 小学校としては機能しなくなった今では、防災教育、震災伝承の場として甦っているのを感じます。
クチコミ投稿日:2020/10/13
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