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JR陸羽東線 (奥の細道湯けむりライン)

乗り物

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鳴子温泉への鉄路

  • 3.5
  • 旅行時期:2020/09(約5年前)
毛利慎太朗さん

by 毛利慎太朗さん(男性)

古川・大崎・加美 クチコミ:16件

令和2年9月27日(日)に古川12:15発の列車を鳴子御殿場まで、翌28日(月)に鳴子温泉12:31発の列車を小牛田まで利用したときの話。
かれこれ10回以上利用している馴染み深い路線ではある。
まず、行きはキハ110(セミクロスシート)の2両編成。
鳴子温泉方のキハ110-245のロングシートに腰かける。
相変わらず、ロングでもフカフカで座り心地はよい。
大抵はゆったり行きたいのでいつもならクロスシートに腰かけるが、クチコミや旅行記を書きあげる際、車窓を撮る手前、能動的に動くことができるロングシートというのは案外重宝するものだ。
ちなみに当該車両は小牛田運輸区所属のキハ110なかで、3両しかない観光仕様の車両である。
詳しくいうと1人掛けの席が通路側に180°、窓側に45°ずつ回転し、運用につく陸羽東線の鳴子峡や、陸羽西線の最上川の景色を楽しめるようになっている。
また、コロナ禍の昨今でも、向かいの人のくしゃみなどが気になる際、自分の好きな方向に回転できるのも重宝すると思った。
乗車率は4人掛けに各1人ずつ、1人掛けの空きは3席ほど、ロングに至ってはのべ2~3人の利用で、三密を避けて移動することができたといえよう。
逆に、帰りの小牛田行き(キハ111・112の2両編成)は下校時間を避けたつもりが、有備館と古川で高校生が大量に乗車してきて、立ち客が出るほど『密』な状態であった。
よく考えてみれば一学期末(宮城県立高校は二期制)で、テスト帰りの学生と思われる。
これに関して三密を避けて行動するという趣旨から大きく外れ、''我不覚''といったところであるが、帰着より10日ほどたった今でもこれといった異常はなし。
第三に車窓について。
陸羽東線のハイライトといえば鳴子温泉~中山平温泉の鳴子峡が印象的だろうが、それに比べ該区間は単調な田園風景といった印象。
ただ、個別にあげればツッコミどころは結構ある。
有備館の駅舎がデカすぎて風情ないな~とか、小黒崎(おぐろがさき)観光センターの比較的綺麗な廃墟の空しさや、池月~川渡温泉の間に''ほんにょ''の稲束を見つけると、なんだか懐かしいな~まだやってたんだと思ってみたり、喜悲こもごも、さまざまな感情が入り乱れる。
今回の旅で印象に残った車窓はズバリ『西古川駅前のC58』かな。
前面プレートが欠けて、赤さびが浮き出て痛々しい。
今年9月30日の河北新報で、市が改めて解体方針を示した為、一目お目にかかることができてよかったなあと思った。
最後に、平行路線について。
古川~鳴子温泉間は大崎市民バス『鳴子線』(運賃500円)と、仙台~鳴子温泉は宮城交通の高速バス(運賃1400円)と平行する。
両者とも鉄道運賃(古川~鳴子温泉間680円、仙台~鳴子温泉間1690円)に勝つが、路線バスは東北本線や石巻線と乗り継げないばかりか、全5往復・土休日運休と貧弱。
高速バスに至っては通常・最大2往復半あるものの、コロナ禍ゆえ旅行当日は実質1往復に減便され、周遊観光に不向きなダイヤとなっていた。
ちなみに鉄道は、小牛田~鳴子温泉間・常時14往復(+臨時1往復)あり、圧倒的な本数である。

施設の満足度

3.5

コストパフォーマンス:
3.5
高速・路線バスに運賃面で負けるが、本数・周遊性・乗り継ぎで勝つ。
人混みの少なさ:
2.5
行きはよいよい、帰りはこわい。
バリアフリー:
3.0
E721系に比べればトイレは狭い。
乗り場へのアクセス:
3.5
古川ではわりとスムーズに乗り継げた。
車窓:
3.5
鳴子温泉まで単調な田園風景が続く感じだが、乗るほど発見あり。
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こけし&テツ

クチコミ投稿日:2020/10/09

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