改修されて分かりやすくなった。
- 5.0
- 旅行時期:2020/06(約4年前)
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by たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。さん(非公開)
石山寺周辺 クチコミ:113件
滋賀県道29号線大石東から田上関津へと向かう峠に建立されている大石義民の碑。江戸時代初期に当地を治めていた膳所藩は、この佐馬野峠(現関津峠)を通る人馬に対し重税を科していた。
薪炭材木は大石五村の主要産物として峠越えをした後に、関津浜から水運を使って出荷していた。その欠かせない輸送路の通行時の課税により民は困窮していた。その姿を憂いた富川村の庄屋兄弟彦治と源吾は幾度も藩に陳情するもの取り合ってもらうことはなかった。
そんな中幕府の巡見使が近江に来ることを知り鈴鹿峠で直訴する。当時直訴はご法度であり2名は法に基づき佐馬野峠で磔の刑に処せられた。しかし庄屋兄弟が命がけで臨んだ直訴により願いは叶えられ、幕命で膳所藩は当該税の免除を決めている。
以降大石五村では2人を義民と称え、墓のある富川村の住生寺に祀ってきたが、その事績を不朽に伝えるべく、刑場となった佐馬野峠に〝大石義民之碑〟が大正時代に建立された。
建立時には狭窄路として知られていた関津峠であったがために、県道に昇格し舗装されてからも長きに渡り道路沿いに碑が建立されているに過ぎなかったが、平成26(2013)年に碑の周辺を整備し小公園となった。数台の車が停められる駐車場も整備されたために、車でも訪れることが容易になった。
この通りはバス路線ではないために、公共交通機関で行くならば鹿跳橋バス停から20分は歩かなければならない。バス便の需要がないことはわかるが、気付く場所になり変わった場所であることを踏まえると、大津市南部の散策をする際に立ち寄り地のひとつとして付け加えて頂きたい場所のひとつであると思う。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 5.0
- 鹿跳橋から車で5分程。
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 1組参拝者がおられました。
- バリアフリー:
- 3.0
- 階段があります。
- 見ごたえ:
- 5.0
- 碑文を解説した案内板で詳細が理解できます。
クチコミ投稿日:2020/06/03
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