JR北海道の次の廃止ターゲットに…

4.0
旅行時期：2018/12（約7年前）

深川クチコミ：48件

JR北海道では、近年再び、石勝線夕張支線、北海道医療大学駅より先の札沼線など、駅ばかりでなく、路線の廃止を活発化させています。
留萌本線は、2016年12月に末端部の留萌―増毛間が廃止されましたが、その基線の深川―留萌間も廃止して全線廃止しようと動きだしています。
並行する深川留萌自動車道がいよいよ2020年3月に全線開通し、また、マイカーが無くても、留萌までは旭川からの路線バス、更に札幌からは高速バスも出ている上、峠を越える前の沼田までは深川から空知中央バスの路線バスも出ているため、周辺住民による“鉄道が廃止されると移動の足が無くなる”という理由は、ますます外堀が埋められていっている状況です。
海沿いの景色は既になくなってしまいましたが、留萌本線は、現在でも峠越えあり、水田の風景あり、味のある駅舎ありの旅情満点な路線です。
・峠越え…恵比島駅から峠下駅にかけては、標高百ｍほどの恵比島峠を越える。山中に分け入る風景など、新緑や紅葉、雪山など四季折々の景色を楽しめる。
・水田風景…石狩沼田駅から深川駅にかけては、西側の車窓に水田地帯が広がる。5月のまだ稲が大きく育たない水を張った鏡のような水面が見られる時期や、増毛山塊に夕日が沈む夕暮れ時などが風情がある。
・味のある駅舎…朝ドラのロケに使われた恵比島駅、山中の峠下駅、水田地帯にぽつんと待合室小屋が建つ真布駅、名前が可愛い北一已駅などなど。