料理単体での料金は、マーケティングの結果なのでしょうね

3.0
旅行時期：2020/02（約6年前）

by T04さん（非公開）

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「日光金谷ホテル」の文字通りメインダイニングです。1893(明治26)年に建てられた当時はホテルロビーであったそうです。古いものを古いままに残そうとしているホテルということもあって、各所に痛みの激しい部分もありますが、まさしく19世紀の高級ホテルそのままといった雰囲気を感じられるダイニングです。スタッフの服装もクラシック、用いられている金モールの食器はノリタケ製と、そのあたりは正統派です。今回の宿泊は夕朝食込みのプランで25080円と、週末土曜日にしては安価であったと思いますが、レストラン単体で考えるとディナー料金は特製日光虹鱒金谷風ディナー、本日のディナー共に12100円、朝食2640円(和朝食は∔605円)という料金設定は、料理の内容に比べて高価に思います。ただ料金の下落と客層の低下は比例しますので、ディナー時のレストランのみを利用する客が多くなければ、食事料金は高めに設定することで雰囲気を維持し、レストラン利用客の大半を占める宿泊者には、食事代込みとしては安価に感じられる料金プラン(今回でいえば支払い総額25080円－(夕食代12100円＋朝食代2640円)＝客室料金10340円)を設定しているのではないかと感じました。つまりはホテル独自のマーケティングの結果なのでしょう。ただスタッフの接客姿勢や目配りの不足などもあって、宿泊者からしても費用対効果は今一歩だと感じます。そこは改善の余地ありです。