炭鉱事故

4.0
旅行時期：2019/10（約6年前）

砂川・新十津川クチコミ：44件

上砂川の炭鉱の様子を展示品や解説パネルを使って説明しています。
入館は無料ですが、開館が5月から10月の土日なので、訪れるには注意が必要です。
館長さんがシーズーのワンちゃんなので、もし居たら、入口の受付のところで挨拶をしていくとよいです。
展示では、北海道内の炭鉱で起こった事故の解説もあり、数年おきに死亡者だけでも一度に百人以上を出す爆発事故などが、ごく最近の昭和の閉山時まで起こっていたと知り、ショックでした。
話しや物語などでは聞いたことがある炭鉱の事故ですが、ここではそのリアルが示されていました。
現在、そんな労災事故が起こったら、大ニュースになり、経営・監督責任を厳しく追及されること間違いなしです。
エネルギー需要の変化もありますが、人手に頼って大深度にある石炭を採掘するのは、現在の感覚からするとどこか原始的で、よくそんな危険なことができたものだと感じ、閉山は必然の流れのように思われました。
ただ、当時の人は一生懸命、命を張って労役に励んでいたのですから、時代の流れというものを感じずにはいられません。
展示について、深く見ていくと、なかなか考えさせられるものがあります。