地方の技術者が明治初期に建築した擬洋風建物の秀作と言われる建物です。
- 5.0
- 旅行時期:2019/07(約6年前)
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by たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。さん(非公開)
犬山 クチコミ:6件
昭和39(1964)年まで実際に三重県庁舎として利用されていました。明治12(1879)年に完成した建物は、玄関を中心とした左右対称構造とベランダを2層巡らした構造は当時の内務省庁舎に倣ったものとなっており、建材は海路で東京から四日市港に運ばれた後に津へと送られました。
玄関の礎石・角柱・櫛形アーチには地元産の井関石が採用されており、廊下は当初吹放しだったが後に窓ガラスが入れられています。
総建坪は約500坪あり、うち241.5坪の本館は西洋風木造2階建瓦葺となっている。本館建物は築地のホテル館に似た〝ハイカラな建物〟ということが口コミで広がったこともあり、落成当時は地方より弁当持参で見物に来る客が多かったと言われています。
現庁舎が供用開始となった後に解体され、明治村移築復元された後、昭和43(1968)年に国の重要文化財に指定され、現在に至っています。
ハイカラな建物であることは一目瞭然であるものの、蛍の光が鳴っている中ではゆっくりと見学もできませんでしたが、地方の技術者がプライドをかけて中央の建物を真似て越えた秀作であることは、建物自体が放つオーラからも伝わってきたように感じました。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 家族旅行
- アクセス:
- 5.0
- 博物館明治村正門を入ってすぐ。
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 時期と時間によりけりです。
- バリアフリー:
- 3.0
- 旧庁舎ですから。
- 見ごたえ:
- 5.0
- 秀作感は建物のオーラでわかります。
クチコミ投稿日:2019/10/09
いいね!:6票
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