日本におけるキリスト教弾圧の歴史が判ります。
- 4.0
- 旅行時期:2019/04(約7年前)
-
-
by nichiさん(男性)
長崎市 クチコミ:59件
二十六聖人の碑の裏側にある建物です。
入口には聖ロレンゾ・ルイスの像がありました。
日本における最初のフィリピン人殉教者です。
二十六聖人が殉教した約40年後、長崎奉行から棄教させるための拷問を受けますが、彼は信仰をもってそれに応じず、西坂で穴吊りの刑に処せられ殉教しました。
1,981年マニラで礼福され、1,987年聖人になっています。
入場料は一人500円です。
1,962年日本二十六聖人の列聖100年にあたり、イエズス会によって設立された記念館です。
厳かな雰囲気の館内です。
入って正面にあるのはフランシスコ・ザビエルの像です。
子供の頃、教科書に落書きしてサングラスをかけたり長い髭を付けたりしていました。
ゴメンナサイ。。。
豊臣秀吉の禁教令の現物(書面)がありました。
左側に、
「一、日本は神国たる処、切支丹国より邪法授け候儀、太だ以て然るべからず候亊。」
と読めますね。
日本二十六聖人の試作の模型がありました。
全員が中央を向いています。
元々は、天の一点に視線を集中させて天国を暗示させるためにこのデザインであたようです。
しかし製作にあたっては、全員の顔の方向をまっすぐに変えています。
そして左右の像の視線は順々に外に開いているように見えます。
これは見た人が中央に立った時、天の広がりを感じるためだったとのことです。
知らなかった~~
宗門改帳と言われるものがありました。
慶応2年のものです。
徳川奉行のキリシタン禁制方法の一つである「宗門人別姓」です。
寺請制度を確立させ、民衆がどのような宗教宗派を信仰しているかを定期的に調査しました。
この台帳をもとに踏み絵が行われました。
後の戸籍台帳のもとになっています。
これがその踏み絵
映画「沈黙ーサイレンス」(マーティン・スコセッシ監督)で使われたレプリカです。
見ました観ました!
この映画!!
フェレイラ神父が踏み絵をする場面で登場するレプリカです。
禁教の高札の実物もありました。
キリシタン宗門は長年禁止されている。
もし不審な者があえば訴え出よ。
その褒賞として、
司祭のことを訴え出た者には 銀500枚
修道士のことを訴え出た者には 銀300枚
立ち返りの者を訴え出た者には 銀300枚
同宿や宗門の者を訴え出た者には 銀100枚
を与える。
これは細川ガラシャの画、綺麗でした。
明智光秀の娘ですね。
大阪で洗礼を受け、ガラシャと言う名前で知られています。
知識と美貌に優れ、夫人の模範ともされました。
関ヶ原の前に石田三成に殺害されています。
1,982年、マザー・テレサがここを訪れ、祈りを捧げました。
- 施設の満足度
-
4.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦(シニア)
クチコミ投稿日:2019/09/16
いいね!:3票
利用規約に違反している投稿は、報告することができます。 問題のある投稿を連絡する