江戸時代の雰囲気を残す奈良井宿周辺は撮影スポットとしてお勧めです!
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- 旅行時期:2018/09(約7年前)
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by hiroさん(男性)
木曽・塩尻 クチコミ:5件
『奈良井川』は、中央アルプス・木曽駒ヶ岳の北側にある「茶臼山」(標高2652メートル)の北壁を水源として長野県中信地方の松本盆地を流れ「梓川」に合流するまでの延長51.1キロメートルにおよぶ信濃川水系の一級河川です。
ちなみに『奈良井川』と合流後の「梓川」は、「犀川」と名前が変わり長野市内で「千曲川」と合流し長野県と新潟県の県境で「信濃川」と名前を替える日本で一番長い川として日本海まで続いています。
今回は、自動車で江戸時代に江戸「日本橋」から京の都「三条大橋」までを結んでいた街道「中山道」(六十九次)のほぼ中間地点となる「木曽路」11宿の中で一番栄えた宿場町「奈良井宿」の街並みを活かした観光スポットとして充実した地域での昼食を兼ねての観光目的で、『奈良井川』の両岸に駐車場施設を整備した「道の駅 奈良井木曽の大橋」の左岸側・駐車場施設に立ち寄りました。
「道の駅 奈良井木曽の大橋」のある『奈良井川』周辺は、右岸側に『奈良井川』と並行して走る国道19号線、左岸側にJR中央本線が通る「奈良井駅」のほかに観光スポットとなる「奈良井宿」がJR中央本線と並行して約1キロメートルにおよび江戸時代や明治時代からの建築物が建ち並ぶ旧「中山道」の街並みが現在も残されている山間部の狭い地域で、『奈良井川』の両岸に整備された駐車場施設の全国でも珍しい売店などの商業施設をもたない「道の駅 奈良井木曽の大橋」が「奈良井宿」観光の拠点となっています。
訪れたのが日曜日の昼時で駐車場施設も「奈良井宿」に向かう観光客の自動車で満車状態でしたが駐車場誘導員の誘導で何とか駐車することができる状況で、「奈良井宿」が人気観光スポットであることを実感するとともに実際に「奈良井宿」の街並みを歩いてみて江戸時代にタイムスリップしたような気分も味わえて機会があれば、また訪れてみたいと感じる場所でもあります。
『奈良井川』に架かる「木曽の大橋」は、橋脚を持たない樹齢300年以上の木曽檜を使用した総檜造りの全長33メートル、幅6.5メートルの歩行者専用・木造太鼓橋として、1988年(昭和63年)から1989年(平成元年)度に政府(竹下登内閣)が実施した「自ら考え自ら行う地域づくり事業」(通称:ふるさと創生事業)により交付された1億円をもとに1991年(平成3年)に完成した古いものではありませんが、「道の駅 奈良井木曽の大橋」のシンボルとして情緒ある江戸時代の雰囲気を残す「奈良井宿」とともにお薦めできる撮影スポットにもなっています。
余談となりますが「奈良井宿」周辺は、1978年(昭和53年)に国(文部省)の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定された以降、1989年(平成元年)に歴史をいかした街並みとして「奈良井宿」の家並みが「手づくり郷土賞」(建設大臣表彰)を受賞、受賞後も充実した活動が行われ継続的に魅力ある地域の実現に寄与しているとして、2005年(平成17年)に「手づくり郷土賞・大賞部門」(国土交通大臣表彰)を受賞、2007年(平成19年)に「古都保存法」施行40周年を記念して「古都保存財団」などからなる選考委員会によって「奈良井宿」が「美しい日本の風土百選」に選定されるほか、2016年(平成28年)に「奈良井宿」を含む「木曽路」が地域の歴史的魅力や特色を通じて国の文化・伝統を「日本遺産」(文化庁)として認定されるなど江戸時代に栄えた宿場町である町並みを活かした観光スポットとして充実した地域となっています。
- 施設の満足度
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3.5
- 利用した際の同行者:
- 家族旅行
- アクセス:
- 3.5
- 景観:
- 4.0
- 撮影スポットとしてお勧めです!
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- バリアフリー:
- 2.5
クチコミ投稿日:2019/07/19
いいね!:6票
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