彩色豊かな宝冠と首飾りや伏し目の美しいお顔立ちに艶やかさを感じます
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- 旅行時期:2019/03(約7年前)
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by DoubleO7さん(男性)
東山・祇園・北白川 クチコミ:28件
泉涌寺で仏殿、舎利殿、御座所、御座所庭園を拝観後、大門の方に戻りましたがお寺を出る前に見逃せないのが二か所あります。その一つが楊貴妃観音堂で仏殿を背にすると大門の右手奥にあります。見逃せないのは観音堂ではなく堂内に安置されている楊貴妃観音像です。観音像は1255年に湛海が仏舎利とともに南宋から持ち帰ったと言われています。楊貴妃観音は当初楊柳観音と言われていましたが美しい面立ちから楊貴妃観音と呼ばれるようになりました。その坐像を堂前で目前に拝むことができます。彩色豊かな宝冠と首飾りや伏し目の美しいお顔立ちに艶やかさを感じます。但し過度に楊貴妃のイメージを膨らませていくとそこはあくまで観音様ですので肩透かしに終わるかもしれません。二つ目がすぐ右手にある宝物館(心照殿)です。伽藍拝観料(500円)の範囲ですので無料で入れます。お寺が所有する文化財を年4回に分けて企画展示しています。拝観当日は第一展示室で近代(江戸時代後期以降)の歴代長老の肖像と書画、第二展示室で天皇の御尊影と皇室の御宝物が展示されていました。どれも普段目にすることのないものですが宇多、後白河、高倉、安徳、四条の各天皇の御尊影(肖像画)は特に興味深く拝見しました。
- 施設の満足度
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4.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
クチコミ投稿日:2019/04/03
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