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餘部鉄橋事故犠牲者慰霊碑

名所・史跡

餘部鉄橋事故犠牲者慰霊碑 施設情報・クチコミに戻る

昭和61(1986)年12月28日日曜日13:25頃…。

  • 5.0
  • 旅行時期:2014/08(約11年前)
たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。さん

by たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。さん(非公開)

香住・余部 クチコミ:2件

香住駅から浜坂駅へと回送中のお座敷列車みやび(7両編成)が、日本海からの強風にあおられて牽引機関車であるDD51と1両半分の台車を除いて約40m下の地上へと落下。鉄橋直下にあった水産加工会社の工場と民家を直撃し、工場は全壊し民家は半壊する惨事となりました。この事故で工場で働いていた主婦5名と列車車掌1名が死亡し、客車内で勤務していた日本食堂の車内販売員3名と工場の従業員3名の計6名が重傷を負いました。

70余年の餘部鉄橋の歴史に於いて初めてとなった列車転落事故は、事故の凄惨さはもとより、生存者の方々への心理的配慮を考えれば長期不通は免れないものと思いきや、国鉄の山陰本線の大動脈となっていた餘部橋梁の路線復旧と事故車両の撤去を早急に行い、事故の遺族からの運転再開容認を取り付けた後、15:09に最初の列車が事故後鉄橋を通過しています。

今は新しくなった余部鉄橋は往時の面影が残らない鉄筋のきれいなものになっていますが、京都方面のトンネルから出てきた列車が鉄橋に差し掛かる手前で少しカーブしていることが旧橋梁の存在を今に示しています。

橋梁下の住宅等の多くは整備され、道の駅あまるべや余部鉄道資料館〝一滴亭〟等の旧余部鉄橋を記念する施設となっています。その一角にひっそり残る〝列車転落事故犠牲者慰霊観音像〟が建立されており、往時の悲劇を忘れないように鉄橋や道路を走る車通りをやさしく見つめています。

それなりの年齢より若い方はその由来すら知らないこの観音像。あまるべを訪れたならば必ずその建立意図をお聞きして貰いたい…そんな気持ちに改めてさせられました。

施設の満足度

5.0

利用した際の同行者:
家族旅行
アクセス:
5.0
道の駅あまるべ敷地内。
人混みの少なさ:
5.0
観音像に手を合わせている方は少ないようでした…。
バリアフリー:
5.0
観音像に向かうには段差はありません。
見ごたえ:
5.0
30年前のニュースを思い出しました。

クチコミ投稿日:2019/03/29

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