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桜なべ 中江

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桜鍋=馬肉。吉原大門の真ん前の創業100年の馬肉鍋屋さん(桜鍋中江/台東区日本堤/浅草)

  • 5.0
  • 旅行時期:2015/03(約11年前)
コタ(Kota)1号さん

by コタ(Kota)1号さん(非公開)

浅草 クチコミ:53件

また、浅草に来てしまった。

今回は私が以前、東南アジア某国に駐在していた時からの20年来の友人と待ち合わせ。彼は今、再び東南アジアに駐在員している。私は2万Km離れたブラジルから一時帰国。偶然帰国日が重なったので会う事に。彼とは かれこれ8年ぶりの再会。

そんな友人とやってきたのは、日本堤にある『桜なべ中江』。

ご存知の通りあの天婦羅で有名な「土手の伊勢屋」の隣の店。

吉原大門、「見返り柳」の真前と言った方がわかり易いか......昔から吉原遊郭の入口に所在するこの店は開業100年以上(明治38年(1905年)日露戦争の終結した年)の超老舗。

いつも行列ができるほど混んでいるのは土手の伊勢屋の方。でも私はこちらの中江の方が落ち着いていて私は好きだな。

店内は改装されている為、外見ほどの渋さはないが、こういう店は日本の文化と魂が染み込んでいるので、いつまでも続いてほしいと本気で願う。

ここの馬肉は、北海道で生まれ、九州久留米の「このみ牧場」で飼育された6~8歳馬.....と、入口に置いてあったパンフレット(店の紹介)に書いてある....

なぜ北の果てから南の果てまで運ぶのかは.....不明.....なり。

鍋は意外に小さく(どぜう鍋の様)、肉もちょっぴりづつ。でも沢山の量を一度に食べれなくなった我々おじさん達にはちょうどいい。

ところで、遊郭の前にどうして馬肉料理屋が沢山(昔)あったのか....?

数ある定説の中で私が最も愛する説は以下;

「遊郭に馬に乗ってきた旦那さん達がお金が足りなくなり、馬を手放す事が多かった。買い取った馬が多すぎて持て余したお店が馬肉屋を始めた....云々」

さて、ここの店主は云う。

馬肉を食べる文化のあるシチリアのワインは、馬肉にぴったり。だからうちではシチリアワインを出す....と。(江戸時代の馬肉とマフィア(ヤクザ)の故郷イタリア・シチリアワイン。不思議な組み合わせだが運命的だ)

昔は、ここでエネルギーを注入して、そのまま吉原に乗り込むのだろうが、現代はそんなわけにもいかず、浅草寺までの~んびりと帰る......が、体が熱く火照り、タンクは満タン状態......の我々......仕方ない、軽く、錦糸町にでも寄っていくか行くかぁ。

ごちそうさまでした。また来るねぇ!

施設の満足度

5.0

利用した際の同行者:
友人
一人当たり予算:
7,500円未満
利用形態:
ディナー
アクセス:
3.0
浅草駅からはタクシー要
コストパフォーマンス:
5.0
サービス:
5.0
雰囲気:
5.0
料理・味:
5.0
バリアフリー:
5.0
観光客向け度:
3.0

クチコミ投稿日:2019/02/16

いいね!:29

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