佐久間ダムの逆調整ダム、天竜川の流れを均等にするため頑張っています

4.0
旅行時期：2018/11（約7年前）

by kasakayu6149さん（男性）

天竜クチコミ：8件

秋葉ダムは1958年（昭和33年）竣工の重力式コンクリートダムで、公式な堤高は89mありますが、とてもそんなに高いダムには見えません。どうやら堤高とは地上に見えている高さではなく、堤体の岩盤からの高さで表記する様です。
堤高が89mも有る様にはとても見えませんが、堤体の大部分が地盤に沈んでいるのだと思います。

そして秋葉ダムは佐久間ダムの逆調整池の役割をしています。
逆調整池とは、佐久間ダムの水力発電は電力需給に合わせて稼働するため、昼間は放流量が増大し、夜間は減少します。川の流れが時間帯によって流量が変わると周辺への影響が懸念されるため、発電後の放流水を秋葉ダムで貯水し一定の流れで放流し下流への影響を抑えるわけです。

ダム天端は道路として開放されていますが、竣工が昭和30年代と古いため、歩道などの概念が無く、また幅もあまり広くないので車の往来に注意しながら見学する必要があります
ダムの直ぐ下流に吊橋が有り無料で渡る事が出来ます橋幅は1m程しかなく、歩行者専用ですがダムを正面から望む事が出来ます