四国第十番札所
- 5.0
- 旅行時期:2018/12(約7年前)
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by DoubleO7さん(男性)
吉野川・阿波・脇町 クチコミ:8件
九番法輪寺から十番切幡寺は徒歩で55分程かかりました。所々に民家や店のある田園の中の道を行きますが要所に表示があるので迷うことはありません。途中、秋月城跡があります。最後は十番札所、切幡寺の石柱のある所で右に細い坂道を上ります。民宿や遍路用品店のある坂道を過ぎ、高速の下をくぐり進んでいくとようやく切幡寺の仁王門が現れます。門をくぐり杖なし橋を渡ると「是より333段」の石柱とともに石段の上りが始まります。数えながら上り99段目で踊り場に、「是より234段」の石柱表示があります。確かに合っていると思いつつ再び上り始めます。その後は息が乱れ数えるのは断念、ひたすら上り続け、女厄除け坂(33段)、男厄除け坂(42段)を上りきると本堂のある境内に出ます。正面に本堂があります。風格を感じます。右手に大師堂があります。手前には鐘楼があり有難く鐘を撞かせて頂きました。本堂と大師堂の間の奥の方に寺名の由来となった「はたきり観音」が立っています。右手にハサミ左手に幡を持つしなやかなお姿と柔和な表情の観音様です。優美さに見とれてしまいます。切幡寺でも法輪寺と同じバスツアーの団体と遭遇しました。本堂左手上方にある大塔へは団体が去った後に石段を上り、一人ゆっくりと参拝しました。初重、二重とも方形の塔はどっしりと安定感があり周囲のどこから眺めてもきれいです。お寺は切幡山の中腹、標高155mの地点にあり大塔前からの眺望は抜群で、田園風景、集落、町並み、四国山脈が見渡せました。山寺の趣と風格ある大塔と優美なはたきり観音のある切幡寺は今回参拝した18寺の中で最も印象に残ったお寺の一つです。帰途は徒歩で1時間10分程の二条中のバス停まで出て徳島に戻る計画でした。切幡寺を15時に出て時間的には十分余裕がありましたが二条中のバス停が中々見つかりません。日曜日の午後、車の往来はありますが開いている店や歩く人がない中、何とか人に二度聞きつつようやく見つけたものの徳島駅行き(16時27分)と鴨島駅行き(16時19分)ではバス停が異なりうろうろするうちに時間が過ぎてしまいました。しかたなく鴨島駅まで歩き始めると反対車線を徳島駅行のバスが走り去り、程なく鴨島駅行のバスが私を追い越していきました。バスは共に遅れていたようです。鴨島駅までは30分強かかりました。途中、吉野川にかかる長い阿波大橋から寒風の中、夕暮れを眺めたのは忘れ難いひと時です。鴨島駅は前日、藤井寺参拝の際は駅員さんがいましたが日曜日の夕方は無人駅でした。運よく特急(剣山10号鴨島17時27分徳島17時44分)があり当初計画より24分の遅れで徳島に戻ることができました。又、特急料金が320円でしたので余分な出費も僅か90円で済みました。前日の焼山寺と同様に最後にハプニングがありましたが思い出深い一日となりました。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
クチコミ投稿日:2018/12/16
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