平成３０年はまだいろいろ閉まっている

3.0
旅行時期：2018/11（約7年前）

別海・野付クチコミ：24件

付近には駅逓所、旧国鉄標津線奥行臼駅、別海村営軌道奥行臼停留所など、交通にまつわる施設跡が点在しています。
アクセスは、国道243号線の244号線と合流する手前の道沿いに、公園の駐車スペースのようなところがあるのですが、駅逓所、奥行臼駅、奥行臼停留所前にもそれぞれ駐車スペースがあるので、そこに停めれば歩かずに近くまで行くことができます。
なお、国道沿いの駐車スペースのところには公衆トイレがありました。
また、史跡の辺りには、コンビニやレストランなどのお店などはありません。
この先、厚床方面の明郷牧場に行くと飲食ができます。

駅逓所は、明治末期から昭和の初めにかけて、開拓不十分な広い根釧台地の人馬の旅に便を供してきた建物で、古い昔の大きな旅館か名家のような佇まいで、どこか開拓牧舎の造りも取り入れられていて、建築デザイン的にもちょっと見応えがありました。
旧国鉄標津線奥行臼駅跡も、平成元年まで列車が走っていただけに、今でもちょっと整備し直せば使えそうな感じなほどに残っているので、実際に駅構内に立ち入ってスタンドバイミー気分で楽しむことができます。
別海村営軌道の停留所後も当時使われていた車両などが屋外展示されています。
いずれも、廃止されてから時間が経っても当時とさほど変わらないほどに保存されているのは、管理されている方のご苦労があってのことだと思います。
駅逓所横に生える大楢の木は、樹齢が500年とはるかに長いこともあり、だいぶ衰えて朽ちかけていました。

各施設は本来なら内部に入れるのですが、平成３０年現在、改修保存工事等のために立ち入ることができませんでした。
奥行臼停留所も訪れた時は冬期のため、車両はシートにくるまれてその姿を見ることはできませんでした。
予定では、駅逓所、奥行臼駅共に、平成３１年度…というか2019年度以降は、内部も含めて見学できるそうです。
停留所も夏場に訪れれば、シートカバーが取れて全体を見学できるのではないでしょうか。