斜里の山中に突如として現れるローマの水道橋!(時間をとって河原に下りて眺めるのがおススメ!)
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- 旅行時期:2018/11(約7年前)
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by しそまきりんごさん(男性)
斜里 クチコミ:21件
斜里の街から標津方面へ伸びる国道244号線を15kmほど行った山中にあります。
道路を通っていると、突如として目の前にローマの水道橋のような橋が現れて驚きますが、実はこれ、旧国鉄根北線の鉄道橋梁跡。
ただし、1回も使われることなく、根北線は途中の越川まで来たところで廃止され、見事な橋だけが残ったということ。
その辺の経緯は橋梁の袂にも簡単に書かれていました。
落ち着いて眺めてみると、道路上は橋が途切れていて、歯抜けのように見えます。
昭和40年代の国道の拡張工事に伴い、道路にかかる部分は撤去されてしまったそうです。
アート的には素晴らしいのですが、実用的には邪魔なだけのようで、ちょっと残念!(>_<)。
道路横には川が流れていて、越川橋梁はその川を渡っていますが、川にかかる部分はよく残っていて、川岸に下りて眺めると見事です。
国道脇(斜里方向車線側)にはちょっと車を停めるくらいのスペースがあるので、車の方はそこに停めて見学するとよいでしょう。
川に下りていく場合は、川岸の傾斜が意外と急で、4、5メートル程度の高低差ですが、ロープが設置されていました。
雨後で滑りやすい時などは特に重宝します。
ただし、傾斜地や浮石がゴロゴロしている河原を歩くので、わずかな距離と油断せずに、靴はスニーカー程度の装備がよいです(ヒールのある靴は確実の靴を傷めるのでダメ)。
ここに訪れるまでもそうでしたが、付近にはお店の類は一軒もなく、人家さえあまり見かけません。
国道244号線は、ここから次第に傾斜が出てきて、根北峠へと至ります。
訪れた時は初冬で、この先、峠に向かうと路肩に積雪が現れるようになり、里の雨も、峠手前では雪へと変わりました。
木々が葉を落とした鼠色の空から氷雨が降る陰鬱な雰囲気だったのですが(ここでもタコ部屋労働者の人柱伝説を思い出しますね(^_^;))、10月中旬の紅葉のころや、日差しが新鮮な新緑のころはきれいだと思います。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 2.0
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- バリアフリー:
- 1.5
- 見ごたえ:
- 4.0
クチコミ投稿日:2018/11/25
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