いわき:勿来の関跡は桜の季節にまた来てみたいものだ。
- 3.5
- 旅行時期:2018/10(約7年前)
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by jijidarumaさん(男性)
いわき市 クチコミ:2件
若い頃にお世話になった山形の友人に会うために出かけた。
2018年10月15日(月)~19日(金)の四泊五日の旅、久しぶりに国内の高速を走る大旅行(往復987km)になった。往復の途中、いわきと塩原に一泊し観光もしながら、山形の旅をしたわけだ。
10月15日(月)にいわき市の山間にある勿来の関公園(なこそのせきこうえん)に車で狭い山道を登った。
公園の入口に源氏の武将、源義家(みなもとのよしいえ)の見事な騎馬像が立っていた。
当地は源義家の和歌などで知られているのだが、騎馬像近くの「詩歌の古道」には源義家の歌碑や、芭蕉の句碑が建てられ、斎藤茂吉、山口茂吉、徳富蘆花、角川源義、中里介山などが当地を文学作品に残しています。
騎馬像の先に行くと、左手に文学歴史館、右手に吹風殿(すいふうでん)がある。
勿来関は古くから紀貫之、小野小町、和泉式部、西行法師などの歌人たちが和歌に詠んだ有名な歌枕となっている関所で、江戸時代の終わり頃からは「奥州三関:なこそ・白河・念種」の1つに数えられている。
ただ、所謂、福島県の観光地「勿来の関」というように、歴史家の間でも所在地が諸説ある上、その存在自体を疑う説もあるという。
それはともかく、1927年(昭和2年)には福島民友新聞社が「勿来関趾」の碑を建立し、
1951年(昭和26年)には福島県立自然公園としての指定を受け、
公園中央に1988年(昭和63年)にいわき市勿来関文学歴史館が開館、
更に2007年(平成19年)になると、平安貴族の邸宅風の建物と庭園を配した吹風殿が完成している。
いわき市は公園内にある碑でも、当地に勿来の関があったとしっかりアピールしていた。
ついでに言えば、源義家の和歌「吹風をなこその関とおもへとも道もせにちる山桜かな」とあるように、当地は桜の名所として知られ、桜の季節にまた来てみたいものだ。
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- 施設の満足度
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3.5
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦(シニア)
- アクセス:
- 3.0
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- バリアフリー:
- 2.0
- 見ごたえ:
- 3.0
クチコミ投稿日:2018/11/01
いいね!:6票
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