柳生博さんの講演を聞いてきました。
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- 旅行時期:2015/07(約10年前)
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by 潮来メジロさん(男性)
水戸 クチコミ:70件
涸沼(ひぬま)自然公園でのヒヌマイトトンボ観察会終了後、涸沼の「ラムサール条約登録記念」の柳生博さんの講演会を見てきました。
柳生博さんは、俳優・タレント・声優でもあり、「日本野鳥の会」会長でもあり、更にコウノトリファンクラブ会長もしているようです。
そして、『柳生新陰流』で知られる柳生宗厳(柳生氏)の末裔にあたる家系に誕生したそうです。(Wikipedia参照)
柳生博さんの講演は、さすが俳優さんだけあって、身振り手振りも大きく、楽しく講演されていました。
その後、パネリストによる「絶滅危惧種ヒヌマイトトンボ」の説明と、「ラムサール条約の魅力」について、スライドを使って説明がありました。
それによると、「ラムサール条約の魅力」は、
・環境保全の国際条約として一番古い(1971年)
・市民団体が練り上げ、国々が参加していった理想に燃える条約
・「賢明な利用(ワイズユース)」という概念を用いて、自然環境と人間を分けて捉えるのではなく、人間を自然の一部とし、その活動と自然保護の両立を焦点に、
・水辺を守ろうとする人々にも「灯台」のような存在
だとの事です。
自然保護というと、「自然や野生生物を守る為に人間の活動を規制する運動」と捉えられがちですが、「ラムサール条約では、人間の行動を厳しく規制して湿地を守っていくのではなく、湿地生態系の機能や湿地から得られる恵みを維持しながら、私達の暮らしと心がより豊かになるように湿地を活用する事」を唱っているという考え方に、感銘を受けました。とても有意義な講演会でした。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 友人
- アクセス:
- 3.5
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 見ごたえ:
- 4.5
クチコミ投稿日:2018/09/03
いいね!:28票
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