境内に“メム”は無い

2.5
旅行時期：2018/08（約7年前）

深川クチコミ：48件

深川の市街地の外れの高規格道路脇にある神社です。
アイヌ語で泉が湧き出るところを意味する“メム”の名を冠する神社ですが、境内を探しても泉や湧き水は見当たりません。
地名（字名）がメムなので、芽生の名が付いているのかもしれません。
昔は、周辺は泉が湧き出る土地だったのかもしれません。
今では開拓されて水田などの耕作地帯が広がっています。

何の変哲のない神社ですが、街中にある深川神社よりも重要な神社だったようです。
深川開拓の頃に祀られた神社のようで、深川の重要文化財にも指定されています。
隣には菊水小学校の史跡もありました。
神社にも由緒が書かれていますが、芽生神社や“菊水”のいわれについては、神社の前の道路を2ｋｍほど、深川の中心部へ向かったところにある生きがい文化センター内にある郷土資料館を訪れるとよく分かります。
深川の開拓の歴史が展示・解説されています。

神社は深川駅前から妹背牛へ向かうまっすぐな道路の、深川と妹背牛のちょうど真ん中辺りにあります。
車では、神社横にちょっとした駐車スペースがありますが、隣の菊水コミュニティーセンターに停めさせてもらってもよいかもしれません。
公共交通機関では、滝川―深川の路線バスが近くの「菊水中央」バス停に1時間に1本ほどの割合で停車します。