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旧有備館

名所・史跡

旧有備館 施設情報・クチコミに戻る

茅葺屋根が見事

  • 4.0
  • 旅行時期:2018/06(約8年前)
毛利慎太朗さん

by 毛利慎太朗さん(男性)

古川・大崎・加美 クチコミ:16件

6月16日(土)東鳴子温泉で昼食を済ませた私は12時35分発、小牛田行きに飛び乗る。
無難にあ・ら・伊達な道の駅に寄ってお土産を買うのもいいが、先の震災で倒壊した旧有備館がどう再建されたかこの目で確めてみたくなり、取敢えず有備館駅で下車する。(因みに有備館は今まで未訪問)
列車からは、でかい駅舎が影になって茅葺屋根が見えないせいか、少々歩くのかなと誤解していたが、実際は道路を挟んだ向かい側にあり、迷うことなくたどり着く、字に書いたような最寄り駅である。
管理棟で300円払い入場、まずは建物の中を見学する。
附属屋の玄関をあがって右、十帖の間には有備館の歴史年表や、ビデオでその歴史や地震からの復旧を振り返ることできる。
再建するに当たって、鉄骨とコンクリートの補強材がいれられ、倒壊した御改所(おあたらめどころ、主屋)お上の間の棚と、縁側の意匠が1677年の建築当時に直されたことを知った。
その隣、板の間では岩出山出身の天文学者、名取春仲の特別展をやっていたが、なんだかちんぷんかんぷん、安倍晴明→土御門家→渋川春海の教えを受け継いだ人のようだ。
それほど熱心に見ているつもりはなかったけれど、案内の方が声をかけてくれたので、少々立ち話。
その方によると、茅葺屋根の御改所を皆「有備館、有備館」というが、10年前厳密に調査を行った結果、御改所は岩出山領主の隠居所としての機能しており、実際は管理棟付近にあった2棟の建物(非現存)が1850年に開学した郷学(藩校のようなもの)有備館ではないかということを教えて頂いた、なかなかためになる話だ。
次に御改所を見学した。附属屋は倒壊を免れたので、木材は燻されたような褐色であるが、御改所は平成28年に復旧されたばかりで、木材のほとんどは肌色の真新しいまんまであり、復旧というより、新築といってもいいくらいである。
2棟の木材を見比べるのも面白いと思う。

施設の満足度

4.0

利用した際の同行者:
一人旅
アクセス:
5.0
有備館駅の向かい、徒歩1分以下
人混みの少なさ:
3.0
外国人の団体がいた。
バリアフリー:
3.0
見ごたえ:
5.0
宮城県の観光案内によく出てくる写真だが、見飽きない建物である。

クチコミ投稿日:2018/06/17

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