なるほど沈み城、「鯱の門」の弾痕も生々しい
- 4.0
- 旅行時期:2018/03(約8年前)
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by T04さん(非公開)
佐賀市 クチコミ:16件
龍造寺氏が築いた「村中城」を改修・拡充したものが「佐賀城」ですから、中世と近世のの城郭両方の特徴が見られます。最大80メートルほどもある濠は、初期の火縄銃の有効射程距離を考えての幅でしょう。また堤ぎりぎりまで水をたたえている濠は、非常時には堤を決壊させ、主要部以外を水没させて城を守るという”沈み城”の姿を実感することができました。また濠の内側に築かれた土塁も中世の城郭の特徴ですから龍造寺氏の「村中城」時代に基礎が築かれたところでしょう。天守台や櫓台など、石垣が用いられている場所は近世に鍋島氏によって築かれた箇所と思われます。また「鯱の門」は佐賀戦争(薩長の人は「佐賀の乱」と呼ぶでしょうが…)の弾痕が多く残っており、生々しいです。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 5.0
- 城を防御陣地と考えれば、その範囲は広く、たとえば西濠際にある宿泊先の「ホテルニューオータニ佐賀」の目の前でした
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- どこまでを城と認識するのか次第ですが…
- 見ごたえ:
- 4.0
- 大きな濠、復元された土塁と、中世末期から近世初期にかけての平城として面白いですし、「鯱の門」の弾痕も生々しいです
クチコミ投稿日:2018/05/22
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