タイムスリップできる優美な駅
- 5.0
- 旅行時期:2008/10(約16年前)
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by mirilinさん(女性)
出雲市 クチコミ:1件
1912年(明治45年)に出雲今市と大社間を結ぶ大社線が開通し、それに伴い開業したのが「国鉄大社駅」です。出雲大社の表玄関口として参拝客など多くの人で賑わい、一時期は東京・大阪・名古屋から直通列車も走っていたそうですが、平成2年(1990)3月31日に廃止されてしまいました。
ですが、この2代目の駅舎は、その美しい姿から、1982年に「日本の建築200選」に選ばれて、2004年には国の重要文化財、また2009年には 近代化産業遺産にも指定されました。
この旧大社駅は、出雲大社の門前町にふさわしい、純日本風の木造平屋建てで、和風趣向の際立つ日本屈指の建物です。待合室は正面向かって右手が二等待合室、中央の大きな一般待合室と二つあり、昭和初期までは分けて使用されていたそうです。高く設計された天井からは大正風の灯篭型の和風シャンデリアが下がり、更にその優美さを高めています。
駅舎だけではなく、ホームも線路もノスタルジックで、しばし大正浪漫の世界にタイムスリップしていまいます。
私が訪れたときには、他に見学客もなく、ノスタルジックに浸るには最適ではあったのですが、こんな素晴らしい遺産をもっとたくさんの人に知ってもらいたいなと思いました。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦
- アクセス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 見ごたえ:
- 5.0
クチコミ投稿日:2018/04/29
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