聖徳太子ゆかりのお寺
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- 旅行時期:2018/04(約8年前)
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by DoubleO7さん(男性)
加古川・播磨・高砂 クチコミ:3件
五木寛之の百寺の一つである鶴林寺を参拝しました。JR加古川からかこバスで8分です。楼門形式の立派な仁王門をくぐると広い境内の正面に風格ある本堂が建っています。まず本堂にあがりました。御本尊の薬師如来は秘仏で60年に一度の御開帳(次回は2057年)ですので直接拝むことはできませんでした。堂内でお寺のパンフレットを読んでいるとボランティアの方がお寺の由緒(蘇我氏と物部氏の争いを避け、高麗出身の僧・恵便(えべん)は播磨の地に身を隠していた、聖徳太子はその恵便の教えを受けるためにわざわざ播磨を訪ね、587年に3間4面の精舎を建立させ「刀田山四天王聖霊院」と名付けた、これが鶴林寺の始まりとされている、その後、養老2年(718年)、武蔵の大目「身人部春則」が太子の遺徳を顕彰するため、七堂伽藍を建立した、そして、天永3年(1112年)に寺号を「鶴林寺」と名を改めている。太子堂はこの年の建立と伝えられている。)や本堂の建築様式(和様・大仏様・禅宗様の折衷様式)をとても分かり易く説明して下さいました。広い境内には多くの堂宇が建ち並びます。本堂右手には太子堂があります。均整のとれた美しいお堂です。更に奥に鐘楼、観音堂、護摩堂と続きます。宝物館もあります。左手には朱鮮やかな三重塔があり常行堂、新薬師堂、講堂、行者堂が建ち並びます。新薬師堂は、60年に1度しか御開帳されない本堂のご本尊薬師如来の代わりに毎日拝めるようにと江戸時代に大阪の医師により建てられたもので薬師三尊を直接拝むことができました。大きく寛容な薬師如来のお姿が印象的です。脇侍の日光、月光の両菩薩は凛々しいお顔立ちです。十二神将も勢揃いしていました。内1将がウィンクしているように見えるそうですが見損じました。お堂前の桜が満開でまさに参拝に花を添えていました。
- 施設の満足度
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4.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
クチコミ投稿日:2018/04/08
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