流氷絶景！

4.0
旅行時期：2018/02（約8年前）

サロマ湖・湧別クチコミ：36件

冬は流氷が押し寄せます！
展望台からは、流氷に埋め尽くされたオホーツク海、氷張るサロマ湖や対岸の山々などが見渡せます。

展望台から海までは数十ｍ離れています。
波打ち際まで行くと更に迫力ある流氷の姿を観察できますが、浜には膝くらいまで雪が積もっているので、可能ならスノーシューなどがあると便利です。
波が無いので、波打ち際まで雪が溶けることなく積もっていますが、風が強く、ごく一部に砂浜が露出している箇所もありました。
展望台は、湧別方面からの砂洲上に生える海岸林が途切れたところにあり、モロに流氷原を吹きわたってくる風を受けます。
厚着は勿論、マフラー、手袋、帽子、それにマスクなんてあるとよいですよ。

展望台は砂洲の先端にある訳ではありません。
展望台の前に三里浜キャンプ場があり、その先は浚渫？工事のため立ち入りできないようです（見張りの作業員がいました）。
流氷がサロマ湖になだれ込むアイスブームを見てみたかったのですが、ちょっと残念。
ただし、湖口は間近ではないだけで、見えない訳はありません。
しかし、更に、サロマ湖が結氷していて、どこも一面の氷でした(^^;)

展望台は40段の階段になっています。
雪が固まって凍っているので、滑りにくい靴必須です。
展望台に上ると、下よりもはるかに周辺を見渡せます。
湧別漁港の前浜展望台よりもずっと素晴らしい眺めです。

展望台の前には何台か停められる駐車場があります。
湧別からの道はきれいに除雪されていて、車では問題ないでしょう。
公共交通機関は、湧別から町営バスが出ています（￥550円）。
ただし、本数が少なく、訪れる時間を考えた方がよいです。
時刻表は、湧別町のホームページなどに掲載されています。
展望台の2、300ｍくらい手前に「竜宮台」バス停があり、そこから展望台まで歩きます。
竜宮台のバス停は、転向場と看板くらいですが、隣の三里浜バス停には待合室の小屋があって、寒さを少し凌げます。

展望台周辺にはコンビニなどのお店はありません。
意外にもここまでの道のり、登栄床の集落になっていて、町工場みたいな水産加工場や住宅が続き、「平形商店」なる看板もあったのですが、急いでいたこともあり、どれが商店か分かりませんでした。

湧別の街から往復、徒歩または走りで訪れましたが、片道1時間30分程度。
車やバスと違って、周辺の景色をゆっくり眺めながらの旅ができました。
ただし、氷点下10度（途中、道路上に電光掲示板あり）の中、走るには呼吸器を痛めるので、口元の空間に余裕のある作業用マスクが有効でした。
また、道がよく除雪してあったので、靴裏に嵌めたアイススパイクもよく効きました。
なお、走り終えてからも冷えも勘案し、衣服を持参し、飲み物も多めに持ったため、荷物は重くなりました。
なにぶん、龍宮台周辺には暖を取る場所がないので注意が必要です。
帰りは時々、天候が悪化し、車が通った後はホワイトアウトすることもあったので、歩行には注意しました。
まつ毛も凍るような寒さだったので、装備には更にゴーグルも持ってくればよかったと後悔しました。
ちなみに、湧別までは大きな川はなかったので、浜辺を歩いて帰ることをもくろみましたが、前述のとおり、流氷が訪れている時は波がたたないので、波打ち際、更には岸の流氷の上まで深雪が積もり、スノーシュー無しでは不可能でした。