案内付の拝観が絶対のお薦めです
- 5.0
- 旅行時期:2016/05(約10年前)
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by DoubleO7さん(男性)
嵐山・嵯峨野・太秦・桂 クチコミ:38件
妙心寺は南門から境内に入りました。七堂伽藍を中心に四十余りの子院塔中が囲む敷地は平地寺院では最大規模です。左に昨年桜見物で訪れた退蔵院が見えます。正面の仏殿の御本尊釈迦如来を参拝の後、奥の法堂に向かいます。法堂の裏手奥で拝観の申し込みをします。20分おきにお寺の方が法堂と浴室(明智風呂)を案内してくれますが絶対のお薦めです。法堂の最大の見所は狩野探幽の雲龍図の天井画です。迫力があります。八方にらみの龍として有名ですが確かに一回りしても目はこちらについてきます。350年ほど前にどのように描いたのか、(ミケランジェロのように天井に直接描いたのではなく)下で描いた後、天井にはめていったようです。日本最古の梵鐘が法堂内に保存されていました。梵鐘のこぶのような突起物が剥落してしまうので現在は突くことは出来ずCDで音色を再現してくれました。法堂を力強く支える太い柱の数々も印象的でした。法堂の後、明智光秀の供養の為に建造され、明智風呂と呼ばれている浴室を見学しました。蒸し風呂形式です。光秀は当時逆賊だったので公に供養が出来ず浴室を造り菩提を弔ったので光秀自身は入っていません。拝観受付の際、大方丈の廊下に上がらせて貰いましたが廊下沿いに末寺の札が都道府県毎に掲げてあり毎月座禅で伺う千葉の報恩寺の名前もありました。お目当ての御朱印帳を購入しました。表紙が雲龍図で期待に違わず立派なものでした。鐘楼脇の一画で時代劇のTV撮影をしていましたが、広い境内に点在する塔中沿いの道を一人歩くと時代を遡った雰囲気も味わえます。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
クチコミ投稿日:2018/01/20
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