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渡岸寺観音堂

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湖北一の十一面観音菩薩像は日本一か

  • 5.0
  • 旅行時期:2017/12(約8年前)
河内温泉大学名誉教授さん

by 河内温泉大学名誉教授さん(男性)

浅井・湖北・高月 クチコミ:3件

 JR高月駅近くの慈雲山向源寺「付属」観音堂に祀られている国宝の十一面観音像とその北すぐにある巳高山鶏足寺の十一面観音像です。国宝の観音像は「渡岸寺観音像」としてよく紹介されますが、この渡岸寺(どがんじ)は地名です。お祀りしている向源寺の東にある寺領の飛地の字名が「渡岸寺」であるためこう呼ばれています。なぜこうもややこしいかと云いますと、この観音様は元々は天台宗の光現寺の所蔵でありましたが、信長の焼き討ちを恐れた往時の住職や在家の人々が土中に埋め隠していた。戦の後にこれを掘り起こしたが、光現寺は廃寺されて向源寺が建てられて、宗派が真宗と変わっていた。観音菩薩を本尊とすることが教団から認められなかったため窮余の策として寺の飛地に「付属」観音堂を建てて今もお祀りしているという。像を所有管理されている向源寺は、観音堂の西数メートルにあり、言葉が悪いが隠居の方が母屋より目立っています。しかし、在家の人々の信仰心は今も篤く訪れた日も、壮年会や婦人会が熱心に寺とも云えない観音堂周辺を熱心にお掃除なされていた。

施設の満足度

5.0

利用した際の同行者:
カップル・夫婦
アクセス:
5.0
人混みの少なさ:
4.0
バリアフリー:
3.5
見ごたえ:
5.0

クチコミ投稿日:2018/01/02

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