屋敷川取水ダム

道平川ダムを親分とした取水ダム群の先鋒、屋敷川の水を取水し地下導水路を経て道平川ダム（荒船湖）に注がれます

3.5
旅行時期：2017/10（約7年前）

by kasakayu6149さん（男性）

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屋敷川取水ダムは1991年（平成3年）竣工の重力式コンクリートダムです。
屋敷川自身大きな河川では無く、名前の通り取水を目的とするダムなのでダム湖等も無く、ダム天端を渡る通路が無ければ砂防ダムの様に見えます。

ここで取水された水は地下導水路を通り、まずは山向こうの市野萱川取水ダムに送られます。そこから更に地下トンネルで相沢川取水ダムを経由し最終的に道平川ダムによって作られた人造湖「荒船湖」に注がれます。

導水トンネルは3kmにも及び屋敷川・市野萱川・相沢川の水を道平川に集め、荒船湖を形成するという壮大なプロジェクトの起点となるダムです。

規模が小さいながらも、適正量の取水を行うので、やや複雑な構造のダムでありつつ、逆に規模が小さいので無人管理をするために単純な構造の部分もあります。

その相対するバランスを鑑みながら設計・建設したんだなあと思いを馳せながら眺めると一味違って見えます